良い子ちゃんは今の職場の第一期募集組だ。一期生っって訳。
140人ほど採用され、研修開始時に10人は辞退者が出、その後始まるまでに更に10人が辞めた。
本格的な業務が始まると、面白い様に次々抜けて行き、本格業務開始から2ヶ月で新規の募集が掛かった。
あれから3年半。
いきなり隣席のサブリーダーのところに来た、同期のサブリーダーが「良い子ちゃんごめんね、私今日までなの」と言う。
7月末で退職だが、年休の消化のため本日が最後だって言うのだ。
「えーそんなの無い、嫌だ。」そう口に出すと、涙が溢れて、不覚にもぽろぽろとこぼれてしまう。年寄りは涙もろいし。
「あー、泣かしちゃった。仕事にならなくなるから、戻るね」と行ってしまった。
いきなり涙が出たのには理由がある。研修でも席が近く、ちょいちょい話をする同期の姿がこの頃見えない。席替えで遠くになったのかなと思って探していたら「Kさん、辞めたよ」と聞かされたのが、サブリーダーが辞めると聞かされる直前だったのだ。
思わず、会社の文書ファイルから、初期の席割り表を探し出しプリントアウトした。
オープン当時は、他所の部署から合流した人もいたので、先ず合流のメンバーを色分け。その後、現在も在籍している一期生を色分けして数えてみた。
おお!30人を切って居るではないか。
その30人を切るメンバーの中に、天敵も含まれるわけで。痛し痒しだよな-。
仕事があることに感謝して。
ここを辞めたら、次を探すのは大変な事になる。
短気は損気。己に言い聞かせつつ、頑張るのみだね。