美術館前の噴水は子どもにとっての天国か?

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横浜美術館。

去年だったか、表の大工事が終わり、新しい噴水が出来た。

工事する前は、普通の噴水?だったのだが

リニューアル後は、どこが噴水になるのかわからないという

おしゃれなんだろうけれど、なんだかなーーってのに変わった。

噴水のあるところは、地面に等間隔に小さな噴出口が開いているけれど

通常は普通に歩く通路になっているのだ。

広場になっている、美術館側の通路が噴水エリア。

先日、たまたま噴水が行われている時間に通りかかった。

なーんか変だなと思って、よくよく見ると

1才くらいの男の子が、とても嬉しそうにはしゃいでいるのだ。

もちろん、着衣のまま、噴水が勢いよく吹き上がる中で。

側には親の姿は見えない。

大丈夫かな?と思ったけれど、水槽や池から吹き上がる噴水ではないから

転んだところで、鼻や口が水没することもないし。

そのままスルーしようと思ったら。

「ちょっとーーー、やだっ!何やってるのっ!」と

金切り声を上げながら、マークイズの前できゃーきゃー騒いでいた中の

一人が飛び出して、噴水の水が上がる隙間に手を伸ばし

はしゃいでいた男の子の腕をつかんで、噴水エリアから引きずり出した。

もちろん、男の子は抵抗する。

大声を上げて、捕まれて腕を振り払おうとする。

でもねぇ、無理だよね。

引きずり出された男の子は、両手足をばたつかせて泣きわめく抵抗も空しく、キャーキャー騒いでいたママ友たちの輪の中に連れ去られた。

当然彼はずぶ濡れである。

そのままバギーに乗せるわけにも行かない母親?は怒り心頭である。

おしゃべりに没頭していたのは、他の母親たちも一緒なのだが、

彼女たちの子は、眠っていたり、マークイズがわのイベントに夢中だったり

噴水に全く気がついていなかったのだろう。

濡れたのが我が子でないことに安堵した表情丸わかりの彼女たちは、

「酷いわよねぇ、柵も何もないんだもん。これは危ないわよねぇ」と、明らかに笑いを堪えながら、口々に文句を言う。

びしょ濡れ坊やの母親?は「これって、税金の無駄遣いだよねっ!」と、泣きわめく坊やをバギーに座らせながら喚いている。

でも、おしゃべりに没頭したい母親たちには、あの噴水はトラップなんだよね。

うーーん、目を離したあなたが悪いよね。良い子ちゃんはそう思う。

もう一度言っておこう、目を離したおまえが悪い!

この連休、よく晴れているからね。

きっと美術館前広場も、たくさんの子供達が水遊びを始めるのだろうね。

水遊び禁止の立て看板、あるんだからね。

見ている人がいるのかはわかんないけど(笑)

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