表題通りの文字が存在する。
もちろん、良い子ちゃんの中での話し。
なんだろ。
汚い・下手・不揃いというだけでも充分に苛々するのだが、自己満足だけで書き殴られている様にしか見えない字、と表現したらいいのか。
同じチームで仕事していたチームメイトの一人が、まさにこういう字を書くヤツだった。
チームを離れて、この字とも縁が切れたと思っていたのだが、災難はまた襲ってきたのだ。
他所のチームのリーダーが、蛍光色の付箋を持ってやってきた。
「このフォロー架電お願いします」って。
その付箋は、見た途端に苛々する字が書き殴られており、内心『へー、世の中にはこんな気分悪い字を書く人結構居るんだ』と思ったのだが、端末でデータを参照して納得。
はいはい。以前のチームメイトの字だったのだ。
隣席のサブリーダーに「これ、何書いてるのかわかんない」と言ってみる。
「そうねぇ。0か6か判別できないねぇ。データで確認したら良いんじゃない?」
「この前、入力データを間違えていたことあったじゃない?これ架電して大丈夫?」
「やってみなくちゃわかんないねぇ。」
で、架電してみた。
案外、すんなり話がついて指示されている内容を聴取。「今回は大丈夫だったねぇ」と、終了したと確信していたのだが。
次の日、指名転送呼を受けねばならなくなった。
フォロー架電の指示内容が違っていたのだ。
転送に出た途端、怒鳴られることから始まる会話。やってられねーーーーー!
しかし、これも仕事だから。
半日がかりで丸く収めた。炎上した話を鎮火させられたのだ。
「これからは、火消しの良い子ちゃんと言ってね♪」と平静を装ったが、内心は怒り心頭である。苛つく字を書き、指示間違いをしたヤツにはおとがめ無し。
本人は「ねー、むかつく人だったでしょー。また相手しないで済んで助かったわ」だと。
ああ、報われない。
一応サブリーダーにはお願いした「あの字、二度と見たくないから、判ってね」と。
無理なんだろうけど。