毎回毎回言われます。
ハイ判っていますよ。
9月の初旬が地区予選本番ですわ。
トレーナー:「練習どころか、時間内に一回しか録音できないでしょ?」
トレーナー:「前回に言われたところをきちんとクリアできないと次に行けないの、判ってる?」
良い子:「・・・はい」
トレーナー:「判ってるって言ったよね?」「じゃぁ、何が判っているの?何をしなければならなかったの?応えて頂戴」
良い子:「本番までの練習の回数が無くて・・・・」と言い始めると、「まず何を質問されたのか書く!そこからでしょ!!」と叱責が飛ぶ。
『ああ、今日も練習にならないんだなぁ』と内心諦めて、ペンを動かす。
「何が判っているのか→本番までの時間が無くなってきているという事」
「何をしなければならなかったのか→前回の課題をクリアしてくるべきだった事」
と書いて、読み上げる。
トレーナー:「じゃぁ、前回の課題ってなんだったの?」
良い子:「前回の課題は何か→・・・・・・(ノートをひっくり返して読み上げ始める)」
トレーナー:「それだけじゃないでしょ?」
良い子:「え?(ノートを読み上げて探す)最後に確認したことはこれだけでしたが」
トレーナー:「それは特に気をつけねばならないことでしょ、全体的に出来ていないから修正しなければならないことがあるでしょ、毎回言われていること!!」
良い子:「根本的なことでしょうか?」
トレーナー:「聞いているのはこっち!」
良い子:「判りません」(ほんと、判らなくなってくる!あれもこれもとだめ出しがオンパレードのノートだから、みんな毎回言われていることで毎回2ページくらいびっしり書いてある)
トレーナー:「わからないって、じゃぁ今まで私は毎回何を言ってきたんでしょうね?あなたは判らないのに漫然と練習に来ていたわけ?」
良い子:「(ただひたすら黙る)」
トレーナー:ため息をついて「早いけれど、ここまでにしましょう。次までにやってくることメモって!」
良い子:「(復唱しながらメモを取る)」
トレーナー:「お疲れ様でした。早いけど●●さん(もう一人の参加者)、入って!」
って感じで、練習コーナーを半時間早く放り出されたのであった。
練習はあと1日。
毎回、練習なんてほど遠い叱咤に次ぐ叱咤の嵐で、打ちのめされて仕事に戻る。
録音した物を聞きながら「どうでした?」と聞かれて、応えたことが間違っていると、そこから延々と説教が始まって、何処が間違った表現なのかを自分で探せと詰め寄られる。
時間がないのだったら、さっさと指摘してそれを直す方が早く仕上げられるんじゃないのか?と思うけれど、相手は専門のトレーナー様だから、楯を突くわけに行かない。言ったら10倍以上になって戻ってくるからね。
ああ、打ちのめされているから、とてもとても普通に生活を送るなんて出来なくなっているんです。