帰宅してTVを付けたら、ちょうどガッテンが始まったところだった。
なにやらオクラがどうとか言ってるなぁと思いつつ、鍋に水を入れて沸かし始めた。
本日の夕食は、大量ストックの乾麺を消費するべく、じゃじゃ麺か、つけ麺かと考えていた。炭水化物と野菜少々では、栄養バランスが悪いし。ストックの豚バラとなすとピーマンを味噌炒め(鍋しぎとも言うかな)にしてって感じ。
そんなところでオクラがどうのと言ってるのだから、ちょっと興味をそそられる。
オクラを刻んで水を加えて混ぜて時間をおけば、どんどんネバネバになるのだそうだ。
ふーんと思いつつ『せいぜいあれくらいだよねー』と、自分の体験でのネバネバ感を想像していたのだが、なんとビックリ!
ちょっとの事で、ヤマトイモも負けるのじゃないか!と言うくらいの粘り具合ができあがったのだ。
オクラは細かく刻む。きざみオクラより少なめ(だったと思う)の水を加え、ぐるぐる混ぜる。そのまま5分も置けば、どろーーん。10分おいたら、お箸をさして持ち上がってしまうくらいの固まりになるのだ。
冷蔵庫のオクラを出して、早速トライ!
ちょっとここ半月ばかり包丁を研ぐのをサボっているので、たまにしか使わないスライサーを出して来た。太めの千切りを作るタイプね。こいつで、オクラのへたの方からシャカシャカとスライスしちゃう。ざっと粗みじんにするくらいの大きさになるから、かなりナイスな仕上がり。先っぽの方はまとめて切れない包丁でザクザク刻んで、スライスと一緒にボウルへ。
適当に水を入れてぐるぐる。この時点でも既にドロリを通り越して、固まりになり掛かっている。よく混ぜたので、しばし放置。
その間に、なすを切り、ピーマンを切り、ニンニクをきざみ、豚肉を炒めて鍋しぎ作り。
平行して乾麺を茹でる。本日はヨモギ蕎麦にしてみた。
麺が茹だった時点で夫が帰宅。
皿に蕎麦を盛り、鍋しぎも小鉢に入れて。
さて、オクラはどうなったかと思ったら、エライことになってしまっていた。箸が抜けないのだ。抜こうとしたら、全部が固まって持ち上がってしまった。あらら。
慌てて、作り置きのめんつゆを注ぎ、一生懸命に混ぜる。・・・が、なかなか大変。
なんとか堅めのとろろ状態にまでのばして、蕎麦に掛けてみた。
あらーー!これいいわぁ。山かけって感じだけど、山芋とは違うおいしさなのだ。あっさりしているが、コクがあるというのか。腹持ちも良いような気がするし。
オクラ安いから、山芋の代わりにどんどんきざみオクラのとろろを活用しようと思う。
週末は、ベランダの青じそを沢山刻み込んで、オクラとろろいりのナメロウを作ってみようか。
へたり気味だったけれど、なんだか俄然作る気力が湧いてきている。凄いぞオクラ!