5月の肉の日。
診察のあと、夫と待ち合わせをしてお外ごはんして帰ってきた。
肉の日は、行きつけの肉屋でしこたま？買い込むのだが
この日は行きつけの肉屋には行けない。
ま、いいっか。
と思っていたのだが、以前住んでいた街の洋食屋でご飯を食べたので
昔よく行っていたスーパーや食品店を覗いてみることにしたのである。
今でも、時々覗くこともあるこの店、かなりクセがあるのだ。
馬鹿ほど安い野菜や果物類が積んであったりする。
バナナが一房(15本～20本はある)が150円だったり、
アボカド10個一山200円だったり。
バナナの時は外れなかった。
だから、安心してアボカドを買ったら、食べられる状態の物は2個もなかったって事もあったっけ。
ベーコンの切り落としが３００ｇのパック、280円でも十分安いのに、半額シールが貼ってあるなんて当たり前。
アンコウの肝とか鮭の白子とか、真鱈の魚卵なんてのも、べろん！って感じにトレイに入れられてラップフィルムが2重3重に掛けられている。
ホタテの小さいのを「ベビーホタテ」と売られていたっけ。これって稚貝じゃないの？と思いつつ買って帰って食べちゃったよね。
久しぶりに覗いたら、奥の肉の棚にごろんごろんという感じに、ブロック肉のパックが積んである。
「皮付きの豚バラ肉だ！」と、いい子ちゃんの目がハートになる。
100gあたり99円だって！おまけに半額シールが貼ってあるよっ！
ちらっと夫を見ると、いいねぇと言いながら笑っている。よし！買いだ！
これで、トンポーロウを作るのだ！
重量を確認して、大きいところ(６００ｇ越えのもの)を二パックお買い上げ。
隣を見ると、白いデローンとしたものが棚にある。「牛アキレス腱」だって。
冷凍のは上方の鶴橋で見たことはあるけれど、解凍されたというか、生のと言うかは初めて見る。
1パック230円が半額だって。思わず、3つあるのを全部買おうかと思ったけれど、下処理のことを考えて、一番大きなのを一つだけお買い上げ。
その側にあった「豚のど軟骨スライス」ってのも２５０ｇ入って185円が半額。
欲と二人連れ？で、大量の肉類を抱えて帰宅。
二人なんだよね。ウチの家族構成。
どうするの？この分量！！
ってのは、こっちにおいといて。
バラ肉は、さっと洗って水気を拭き取り、粗塩を擦り込んでペーパータオルで包んでから、きっちりラップフィルムで包み、冷蔵庫のチルド室へ。
豚のど軟骨は翌日の夕食に食べるつもりで、チルド室で保存(塩味でニンニクとよーく炒め、ゴーヤと炒め合わせてみたら美味しかった♪)
アキレス腱は、火を通したら包丁など歯が立たないらしいので、生の状態で切り分ける。
沸騰させた湯で、5分ほど茹でて、ぬるま湯で洗いながら掃除する。
鍋に入れて、水からゆっくり加熱してみた。生姜の皮とか皮ごと叩きつぶしたニンニクとか葱の青いところとか。そういうのも一緒に入れて、軽くふつふつ沸いてきたら、あくを取ってみて。そのまま弱火で1.5時間茹でてみた。
一晩放置して、朝から20分くらい煮る。帰宅してから、塩と酒を入れて、また弱火で1時間ほど炊いてみた。
なーーんか、鍋の中のアキレスはくにゃんって感じになってる。
スープは白濁して、いかにも滋養強壮あるぞ！って主張してるし。
下茹でした時のアキレスって、スーパーボールくらいの堅さがあって、包丁も歯が立たないってのも納得だったんだけど。
このとろとろ、ふにゃりってのは凄い変わり方！
まだウィークディなのに。
アルコールが欲しくなっちゃいそうな一品が出来てしまった感じで困る(笑)
