職場の近くの、以前時々覗いていた輸入食材店が閉店して半年以上経つ。4月の末に新しい店舗がオープンしたという広告を見て、一度は見に行かなくちゃ!と思っていた。
店の名前は変わっているし、取扱品目もかなり変わったようだ。
夫が先に見に行って、彼好みの物や、良い子ちゃんが好きそうな物を買ってきてくれた。でも、彼が買って来た物の中に、なんだか見慣れた物がある。あれ?
「これって、駅の側の業務スーパーで扱っているのと似てない?」
「そうかな、似てるけど違うんじゃないかな」「ふーん(絶対同じだと思うんだけど)」
で、確認してみた。
うん。同じだった。同じ物が、業務スーパーでは当然安い。輸入食材店では、おしゃれに綺麗に陳列されているし、とてもとても素敵に見えるんだけど、同じ物なんだな。
夫が調べてみたらしい。「やられた!あの輸入食材店と業務スーパーとは同じ会社だった!」と言う。やられたも何も、輸入食材をそれに特化した店で扱っているだけで、店の名前をかたったりしてるんじゃないのだし。同じ物なのに、違うと思い込んでいただけじゃん?とは、可哀想だから言わなかった。
「コーヒーはさすがにないよね」と、持っているレギュラーコーヒーを眺めていたが、なんと業務スーパーにも同じ物があったのだ。当たり前だけど。
置いてある場所が違うから全然気づかなかっただけ。
業務スーパーでは、冷凍品の陳列ケースの上に、輸入食材の缶詰や乾物が雑然と積み上げられている。まぁ雑然と見えるだけだけど。愛想もクソもないわけだ。必要な物を必要な人が必要な時に買っていくのだから、陳列の手間やスペースを省略している分、金額もお安い。
しかし、同じ物がねぇ。
ほんとに、全く違う物に見えちゃう、陳列マジック。凄いなぁと思った事です。
はい、パスタもお菓子もレギュラーコーヒーも。全部業務スーパーで買う様になったのは言うまでもありません。