ヘルパーを辞めるに至った迄にあった出来事の一つをお話ししましょう。
辞めることになった3ヶ月前。6月の日記にこんな事がありました。
6月の日記より
勤明けで帰宅しました。
昨日はいつも通り16時過ぎに到着するように出掛けました。
ケアホームに着くと、玄関には沢山の靴が並んでおります。
・・・・・『ああ、木曜日は打合せをすると言ってたっけ』と思い出しつつ、こんにちはと
挨拶をしながら、事務所へ入りました。
来る途中で、帰宅する入居者のH君と一緒になりましたので、H君の帰宅時間を行動記録表
に記入し、木曜日の夕方に通院に連れて行く人や、買い物の同行が必要な人がいないかの
チェックし始めました。
1Fのリビングで打合せをしている偉いさん達の、妙に突き刺さる視線は気にしないように。
そう言い聞かせつつチェックを続けているあたしに、書類を取りに事務所に入ってきた木曜の
夜勤に御一緒するTさんが「2Fに行っていた方が良いよ」と耳打ちして出て行きました。
『あ、やばいの?』Tさんの口調にただならぬ雰囲気を感じたので、荷物を持って2Fへ
移動したのでした。
夜勤は17時半~翌朝9時半まで。普通ならば17時半に仕事に取りかかれるように、10分前位に入ればいいことになっています。
しかし、3月の会議で「木曜日の支援員は、1時間~1時間半早く入り、入居者に体力を付け
る為の体操やウォーキングなどの指導を行うように」と指示された為、ずっと4時前後には
ケアホームに着くように行っていたのでありました。
指示は解除されていません。だから、毎週早めに行き続けていたのです。
先週までは、早く行ったら行ったで通院や買い物ウォーキング等の用事が毎回ありました。
昨日は、珍しく通院の予定も買い物の予定もなかったので、2階の事務所で服薬介助の準
備をしたり、書類の整理をしたり、引き出しの中を片付けたりして5時がくるのを待っていま
した。
5時10分に1Fに降り、夜勤に入る前に日勤との引継ぎをしようとした時、リビングから和室に場所を移したSGN女史から「XXさん、こっちにきてそこに座って下さい」と言われました。
SGN女史は、1月に水曜日の作業所の仕事から、いきなりあたしにクビを言い渡した時の上司です。
あたしは、あれがすっかりトラウマになってしまい、SGN女史からの仕事の依頼が来ても
仕事場で一緒になっても、妙に緊張してしまい自分で顔がこわばるのが判る程、苦手にな
って仕舞っております。そのSGN女史に呼ばれたんですよ!恐い~~~~!!
座卓を挟んで正面に座ったあたしに「あのさ、XXさんどういうつもりで1時間以上も早く
来てるの?他の人の仕事を邪魔に来てるとしか思えないんだけど。どうしてXXさんは勝手
に押しつけのお節介が止められないのかしらね、会社としては迷惑なのよ。5時半からの
仕事なんだから、10分前に来たら良いことでしょ?これ以上勝手なことはしないで欲しい
のよ。判ったかしら」と、一方的に言い渡すSGN女史。
「以前の会議で、木曜日の支援員は早く来る様に指示されていましたので来ていますが」と
精一杯の反論を試みるあたし。イヤ、反論じゃない事実ですけどね。
「用事がある時には、事前に連絡をしているはずです。依頼もないのに来ているのは押しつ
けじゃないですか。あなたはいつもそう、来週からは勝手なコトしないでね。もういいですか
ら5時半から仕事に入って下さい」と突き放されるあたし。
えっとーーーー。3月の会議の時に、指示を出したのはSGN女史でありましたよ。
あたし覚えてるモン。ちょーーー恐かったから、絶対に遅れまい!木曜日は絶対に遅れちゃ
ダメだ!って心に誓っていたモン。
だからね、まさかあんな事言われるなんて考えもしていませんでした。
指示は解除されていないのですよ!!! ああ~~~~~~。
5時半まではまだ10分ありました。
夕食のお手伝いをするにしても、調理支援員の邪魔をすると言われちゃ手も出せません。
とても仲の良い調理支援員のI野さんは「XXさんこれどうしようか?」なぁんて聞いて
くれますが、そばにも行けない(こちらを監視する視線を感じるから)
しゃぁないから、PCでフォームの調整をしながら5時半を待とうとしたら「パソコンには触らないで頂戴っ!」とSGN女史の声が飛んできます。
う~~~~~、何でこんな目に合わねばならないの!
結局、19時頃にお偉いさんの面々(SGN女史含む)がお帰りになるまで、胃が痛くなる程
の緊張を強いられてしまったのでありました。
深夜、書類の作成をしながらTさんが言いました。「XXさんに事務仕事を手伝わせていないでしょうね。あの人は自分がやったことを言いふらす人だから、書類を作らせるなどは言語道断ですからね」と事務処理(PC処理含む)一切から切り離すように厳命されたのだそうです。
そんな話をしながら、相変わらず書類の作成を任されている良い子ちゃん。「私が作ってもいいの?ばれたらまずいでしょ?」「大丈夫だよ♪」と、あくまでも脳天気なTさん。
この7ヶ月の間にいろんな書類を作り直しました。ファイリングされている現行のフォームの
殆どはあたしが作ったものです。Tさんの手が回らない為、頼まれてお手伝いして作っていましたが、一切口外していません。そんなの現場のスタッフは全員知っていることです。
「これどうしましょう?」「XXさんならすぐ作ってくれるよ」「じゃぁお願い出来ます?」が、日常の状態だったのです。
今の会社に入る時、あたしは精一杯自分自身をプレゼンしました。
その時、代表と同席していたSGN女史に『XXは自己顕示欲の塊』という印象を植え付け
てしまったらしいのです。
真面目に仕事に取り組んできていますが、実質会社の実権を握っているSGN女史に、逆
らえる人はおりません。
あからさまに不快感を示されるのに、いまだあたしのクビが繋がっているのは、在宅にして
もケアホームにしても、利用者さん達の間でのXXへの評価が高いからだそうです。
ありがたいけど、こんなストレスに曝されるのは辛すぎる。
しょっちゅう会社の方針は変わります。
この会社、船頭が多すぎるのです。多すぎて山にも登れない状態なのですよ。
昨日の会議で、また新しい方針が決まったようです。7月から新方針に沿って業務開始になるそうです。
「また、すぐにコロッと変わるからさ。短気を起こしちゃダメだよ」とTさんに言われたけど。
ほんまに、どないしてこましたろ!
帰宅して、日記に吼えてるあたし。
マジ情けないですわぁ。
マジで言うてる?ンなあほな!状態ですわ。