かなり長い間、放置してしまった。
もう2ヶ月も前のことなのに!
さて、思い出しながら記録を残しておかねば。
持参のおやつは非常食になったと言うお話。
まさか、自分たちの食べるものを確保するすら難しい事になるとは思っていなかったので。
出発の前日、準備の為に早退したが、早退の目的は他にもあったのだ。
百貨店で行われている『山形の物産展』。
良い子ちゃんは、お弁当箱の底に、いつも板麩を敷いている。
製品にする時に切り落とす端っこの部分を集めて、パックにしてあるのを愛用中なのだが、年に二回やってくる物産展では、切り落としを6個袋入りにしているジャンボパックなるものがあるのだ。
ちょうど、前回に購入した板麩がなくなってしまったので、今回は絶対に購入する必要があるのだ。
駆け付けた会場で、ちゃんと購入できて一安心。
せっかく早退したんだし、時間の余裕はあるので、会場を一通り回ってみる。
ラスクのシベールで、ざっくり縦割りにしたラスクを販売しているのに出くわした。
『これ、おやつに持って行くのありかもしれない』と考えて、6本購入。かさばるけれど、腐る物でもないし、小腹が空いた時に食べるのもいいなと思ったのだ。
予感があったのかどうかは判らない。しかし、食べられるものがなくなった3日目の朝。
これを食して我々は飢えずに済んだのだった。
何度も言うが、まさか食事があれほど限定だなんて思わなかったのだ。
調べて準備は怠りなくしたつもりだったが、全く足りていなかった。やってみなければ判らないっていうのはああいうことを指すのだなと、改めて思ったことだった。