びっくりぽん。
8年ほど前に上方の仕事を辞めて、お江戸に引っ越してきた。
結婚した相手がお江戸の人間だったのだが、すぐに辞めるわけに行かず、ずるずると4年も別居生活をしていた。
これじゃぁだめだと、ボスに退職を願い出たが、後任が見つからず色々とごたごたもあり、結局辞められたのは退職を願い出てから一年半が経ってからだった。
引っ越しの後始末もそこそこに、職を求めて生まれて初めてハローワークに足を踏み入れた。
まず離職票がいるのね?それも知らなかった。前の会社に連絡して「離職票を早く送ってくれ!」と催促したら、担当は「寿退社なのに働くの?」等と馬鹿な事を抜かしやがる!
やっと届いた離職票を持って再度ハローワークへ。専業主婦をする気は全くなかったので。もちろん会社都合の退職だったので、失業保険はすぐに支給されたけれど、そこからハローワークでの戦いは始まったのである。
多分50以上履歴書書いたし送った。でもほぼ全滅。面接までたどり着けたのは4件。他は全部お断りのお手紙が届いておしまい。面接までたどり着けたら楽勝!と思っていたら甘かった。職を求めている人は私だけじゃないのだから。
3ヶ月の就職活動の最後で、結構すんなり面接迄こぎ着けた。出かけた先で「契約前にスキルチェックと簡単なペーパーテストを行います」と言われた。
面接先でテストが行われるのは当たり前だったので、何の疑いも持たずに言われるままにチェックとテストを受けた。それが派遣登録とは全く気がつかなかった。スキルはこの年齢にしてはかなり高い方だと思っていたから心配はしていなかった。本当にお仕事に就けるのならと思って真剣だったから。
とことん世間知らずというのは怖いものだと思う、馬鹿だねぇ。