通勤途中に桜並木がある。
寒い寒いと思っていたが、遠目に見る桜の枝では
確実に春の訪れの準備が出来ている。
毎日毎日、前日よりも少しずつつぼみが大きくなっている。
黒っぽかった樹影が、赤みを帯びてきている。
今日こそは!
そう思っているのに、ついつい通り過ぎてしまって忘れる。
やっとやっと、歩道橋から見える桜の枝をタブレットで撮影してきた。
桜のつぼみはほころび掛けているのだ。
樹影はすっかりと紅色に変わっている。
多分、きっと。
明日は何輪か咲いているのだろうなぁ。
一昨年は三月の最終日に夫と待ち合わせして夜桜を眺めて歩いたな。
去年は四月に入って数日してから、やはり夫と夜桜眺めたっけ。
去年は盛りを過ぎていたから、
少しの風でも花びらが散って、それはそれは幻想的だったのだ。
今年は、母の調子が良ければ。
車椅子で桜を愛でに、連れて出ようかなぁなんて考えていたけれど。
納骨の頃には、きっと八重桜が盛りになっていることだろう。