基本的に、花をあるべき姿ではない状態にするのは嫌い。
華道のなんちゃら流とやら、昔は否応なしにチケットを頂いて
花展とか華展とかに、無理矢理連れて行かれたけれど。
ああいう所って、水中花でもないのに水に沈められていたり
樹齢100年を越えるような、苔むした木が切り取られて活けられていたり。
切り取られた時点で、植物の命は途絶えてしまうと考えるからなのか。
会場で、何度も息が出来なくて、苦しくて。
そんなだから、チケットを頂いたら、無理矢理残業したり、
すぐに外せないような お仕事作って遠慮していた。
綺麗な状態で見て頂くために?
一日に何度か、花を入れ替えているそうな。
切り取られて、針金でがんじがらめされて、水に沈められたり
網に絡められたり、天井から糸で繋いでつるされたり。
入れ替えられた花が、ゴミとなって運び出されるのを見てしまってからは
もういけません!
良い子ちゃん一人行こうと、やめようと。なんの影響もないけれど
頑として、生け花展の類には足を踏み入れることはなくなった。
季節は春。
あちこちで、こんな寄せ植えが見られるようになってきた。
これは大丈夫。
まだ、許せるかなぁ。
土(もしくは土に代わる物)にちゃんと植わっているから。
つぼみが出て、膨らんで、花が咲いて。
綺麗な時を継続して見続けることが出来るからね。
切り花も、出来るだけ長持ちさせてやるように、
磨いた十円玉を花瓶の底に沈めてみたりして。
やれることはやって、自然なままの姿を眺めております。