連休中のお出掛けは我慢が一杯・・・・

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この時期、連休の間の平日を利用して?予約が取れやすい宿を取ってくれてのお出掛けが楽しみである。

今年のGWも、箱根宮ノ下から徒歩圏内の老舗ホテルの予約が取れていたので行ってきた。このホテル、新館が出来たのは夫の生まれた前だったかという、由緒正しき老舗中の老舗。今時のバリアフリーとは遠いところに位置するけれど、何というか伝統の重みを感じられる古き良きホテルなのだ。

ホテルの名前を冠したダイニングレストランは、正統派のフレンチを供する。天井には日本の植物が描かれ、欄間の彫り物もすばらしい。ワインも名品を揃えてあり、お値段もはんぱ無かったりする(そのうち飲めたらいいなぁ)。ここでは、ビールを飲むのみにしている我々。グラスの生ビール(グラスビールである)が1グラス810円する。グラスワインでは2800円だったか。シャンパーニュはハーフボトル3万円くらいが普通。んなの飲めるかいっ!

そんなレストランだから、いくら身なりに構わない良い子ちゃんだって、ちょっとは気を遣う。だって、そぐわない格好をしていたら、気になってお食事も楽しめないのではと考えてしまうのだから。普段の格好にスカーフを添えるとか、ストールをレース系にしてみるとか。それなりに気をつけているわけだ。お料理に敬意を表するという考え方もある。

今年もディナーを楽しみにレストランへ行った。『しつけの悪い子供連れの側になりません様に』と祈りながらではあるが。

案内された席。はぁぁぁ、乳児を含む9人の団体様の側である。

料理が出てくるまでは、子供達は大人しかった。が、そこまで。オードブルが始まる頃にぐずりだした乳児。嫌がらせの様に声を張り上げ泣きわめく。だが、不思議なことに同席する大人達は動じない。こんなに迷惑なのに。

フレンチ

メインが出てくるちょっと前に、やっとの事で父親とおぼしき大人が乳児を連れて外に出た。

しかし、メインが出ると同時くらいに戻る。着席したとたんに泣き始める乳児。その兄だろう3歳児もじっとしていない。

すばらしいコース料理を頂いている我々は、ただひたすら忍耐である。

いつ頃からだろう。正式なレストランもいわゆるファミリーレストランと同じような感じになったのは。今でも「乳幼児連れはご遠慮願います」というレストランはあるのだろうかとも思うのだが。

良い子ちゃんの子供達が幼児だった頃、いわゆるレストランという場所は、乳幼児を連れての利用は考えられなかった。食事を楽しむ時間に価値があるのだから、乳幼児が発する騒音を我慢することは想定にはなかったのである。子供を連れても利用出来るのはファミリーレストランという場所。それが出来たのも、全国展開からは40年も経っていないくらいだろうと思う。

10年ほど前に、初めてこの老舗ホテルに宿泊して食事を取った時には、ここ数年ほど乳幼児連れが目立つこともなかった様に思う。数組ほどいたのだが、泣きわめくこともなく、静かに食事を楽しむ家族連れだったと記憶している。

公共交通機関においても、宿泊施設においても、いつから日本はこんなに野放図になってしまったのだ?

静かに食事を出来ないのであれば、その場所に幼児を伴うべきではない。まして、一緒に食事を取ることの出来る年齢に達していない乳幼児を連れてくるなど、その乳幼児に対する虐待ではないのか?

泣く乳児

泣く、喚く、じっとしていられない、場所に応じた態度を取ることが出来ない。そんな連中と、何故に同じ場所で我慢して食事をせねばならないのだ?

食事が終わり席を立つ前に、担当のギャルソンへ『せっかくのお料理の説明が聞き取りにくくて残念でした。静かに楽しめると良いのですけれどね』と言うのが精一杯。当のギャルソンも苦笑いするのみ。そりゃね、返答にも困るでしょう。

結局、子連れでは立ち寄り難いであろう場所をセレクトして、ゆっくりとした時間を楽しもうとしたのだが、それがなんと困難なことか。

世の幼児に関わる親と祖父母世代に言いたい。

「きちんと躾が出来ないのは、君たちの恥であるのだぞ!しかと心得よ!」

なぁんて言ったって、きっと誰も自分の事だなんて思わないんだろうな。ああ!不毛だ。

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