もちろん、今もそう。そうなんだけど、なんかね。
先日、左手の親指をナイフでざっくり削いだ。その傷がやっとふさがった頃、右手の親指の付け根に包丁が落ちてきて1.5センチくらい切れてしまった。傷はふさがったが、赤いスジが生々しくついたまま。
指先の感覚が鈍くなっているのか?ラップフィルムを剥がしにくい。作業台に広げたフィルムを摘みあげられないのだ。細かいものをつまんでいるつもりが、全然つまめないし。
薄く薄く切って、並べて端から細く切りそろえる千切り。ちょー得意だったのに、食材を旨くまとめられない為、不揃いになってしまう。薄く薄く切るつもりなのに、結構厚いのだ。薄く切るのが怖いと言うのもある。
今のところ、味付けは大丈夫と思うのだが。でも、時々なんか違う感じになることが増えてきた様にも思う。
そんなこんなで、料理するのが億劫になっているんじゃないかと思う、今日この頃。
ここ10年くらい、書き溜める様になったレシピノートを読み返してみたり。料理好きな友人とレシピの交換をしてみたり。料理教室なんてのも行ってみたり。
努力はしているのだけど、今ひとつ自分の身体を上手に使えていない感がはんぱ無い。なんで急にこんな感じになってるのだろう?少しずつ衰えていたのに気づかないまま、急に気づいただけなのだろうか。
なにかの病気のサインだったら怖いな。定期検診に行ってるのだから、ドクターに聞けばいいのに、今月も聞けなかった。指を切ったことは報告してるのにね。
今日も、ぐずぐずと考えながら、切れ味が落ちた包丁を眺めている。
研ぎたいのだけれど、研ぐとまた指を切ってしまいそうで怖いのだ。
困ったものだ。