NHKのEテレ(昔は教育テレビって言ったよね?)で、月曜日に放送されている
グレーテルのかまどってのを、録画しているくせに何となくみている。
ンなあほな!と突っ込みたくなることもあるけれど、まぁまぁ面白い。
普通の料理番組じゃないから、レシピはHPを確認しなけりゃわからないけど、瀬戸君がキムラ緑子(かまど)に助けられながら?スィーツを作っているのを見るのは結構楽しい。
普通に当たり前に作るケーキというのは、まず無かったりして。
でも、普通に当たり前ってのがないのが、良い子ちゃん的にはストライクだったりもする。
今回のコーンブレッドもそう。懐かしい味を再現できるなんて思わずに見ていた。
10代の頃に初めて訪れたニューヨークで、人生初のコーンブレッドを食べた(この時に、同じく初めてベーグルというのも食べたんだけどね)。
手がべたべたになったけど、香ばしくて、さっくりしているのにしっとりとして。
カリカリのベーコンと一緒に食べても、こってりしたクリームやシロップをかけても美味しかったのを覚えている。
コーンブレッドとは教えて貰ったのだけど、日本では食べることが出来なかった。
パン屋の店先で見かけるコーンブレッドは、どれを食べてもぼそぼそしていて、あの感激にはほど遠いモノだった。
コーンミールが安易に入手できるようになって、何度か作ってみたけれど、やはりあの味にはほど遠かったのだ。
「ふーん、コーンブレッド。ぼそぼそだったりするんだよねぇ」と言いながら見始めたのだが、途中で『これならあのコーンブレッドを再現できるかも』と思えるようになってきた。
1/3のコーンミールを熱湯で練るんだって。コーンの澱粉成分に火を通してつなぎにするって事ね!
スキレットを先に熱して、バタを溶かしてコーティングして、鍋が熱いうちに生地を流し込んで結構高温のオーブンで焼き上げるのだそうだ。
瀬戸君が試食しているのを見ても、なんかしっとりとしている感じがする。
で、作りました。
材料は全て揃っているあたり、全く可笑しくなるのだけれど、まぁいいや。
スキレットを温めている時間を入れて、30分で焼き上がり。
簡単すぎて、なんだか大丈夫か?と思えたのだけれど。
・・・・ああ、40数年ぶりにあの味に巡り会えた感激♪
グレーテルのかまどよありがとう。