先日、ブランダード用の鱈を買った時に
となりで「煮炊き用」と貼ってある蛸の足がパックで売られていた。
お値段200円！国産の蛸である。
きゃーーっと思いながら、素知らぬ顔でバスケットに入れた。
頭の中では「丸くないたこ焼き」をイメージしていた。
茹でてぶつ切りにして。
山芋もあるし、卵も沢山ある。
お出汁ひいて、山芋沢山入れて、卵も入れて・・・
キャベツ粗みじんに切って・・・・キャベツのストック無いじゃん！！
まぁ、見切り品で入手したらいいっか？
ところが、しょぼい半玉で200円もするキャベツ買います？
絶対に良い子ちゃんは買いません！
んで、トマトとタマネギとイタリアンパセリでなんちゃってピストゥで
茹で蛸をマリネすることにしたのであります。
まずは蛸を下処理しなければ。
買ってきて、パックから出してそのまま茹でたらものすごく生臭くなるというのは聞いたことがある。
丸まんまの蛸ならば、塩で揉んで揉んで大根で叩いて叩いて・・・と言うけれど。
足が2.5本分の生だこ。
塩で30分も揉むの嫌だなぁ。大根って高いし在庫ないし。
ググってみたら「糠で揉んでぬめりを取ると良い感じ」との記事を見つけた。
我が家には生糠がかなりあったりする。
先日精米した時に出た生糠を、袋に入れて冷蔵保存していたのである。
蛸の下処理に必要な生糠の分量は『適宜』・・・あ、そうなの。
レジ袋に良い子ちゃんの手で5つかみほどの生糠を入れる。
蛸をパックから取りだして、糠の中に入れる。
あとはただひたすら揉む！揉む！揉む！
糠が蛸にまとわりついて、というか水分を抱き込んで
ぬめりも何もかも綺麗に吸い取ってくれる。
ある程度揉んで、糠がボロボロと蛸から外れだしたら
蛸をしごいて糠を落とす(気持ちいいくらいボロボロ取れる)
吸盤などにこびりついた糠を、水で洗い流したら下処理終了。
きれいなもんである。
これを塩湯でさっと茹でたらゆでだこの完成。
まぁ、時間切れでマリネまで行き着かなかったけれど
茹でてあれば何にでも使えるって事で。
生糠はいつでも手に入る環境であることに感謝♪
そろそろ筍の季節にもなることだし。
美味しい話題には事欠かないなぁとちょっと嬉しい良い子ちゃんである。
