インフルエンザになってしまったけれど、ぎりぎりセーフだと思って覚悟していたら

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この火曜日の話し。

そう、夫が休暇を取って休んでいた日のことである。

夫が「姉ちゃんからラインが来た」と言う。

夫の母の墓参りは10日土曜日の予定だ。

そのことかなと思いながら頷いた。

「予定通りに行くことに決定したよ」

「午前中は予定があると言うし、11日も12日も都合悪いらしい」

「24日か25日と言われたら、こっちの都合が悪いしね」

「だから、あなたは行かないで良いからね」と言う。

「へ?10日なら行けると思うよ、無理かしら?」

「ちゃんと食事も出来ないのに、無理はさせられない。別に墓参りはいつでも行けるんだから」

「・・・・判った」と言ったものの、

実は内心嬉しくて、涙が出そうになっていたのだった。

去年、亡くなった夫の母の葬儀から納骨に至るまで、次々発生した諸々の出来事で、疲弊した良い子ちゃんは、声が出なくなってしまった。

あの恐怖の記憶はまだ生々しく残っている。

あの一件以来、脳筋とは一度も会っていないし、声も聞いていない。

流石に一年祭では顔を合わせないわけにはいかないだろう。

行かないでも良い方向で・・・と、何となく気配を匂わせていたのだけれど

「母ちゃんへの供養だと思って、ボクのためだと思って、お願いする」と頭を下げられてしまったので、行くことに承諾をしていたのだった。

しかし、10日が近付くに従って、段々と気持ちが落ち込んでいくのは誤魔化せない。

インフルエンザを発症した時に『ひょっとしたら10日はダメ?かも』と真っ先に考えたのは正直な話し。

『行かないで済むのだったら、多少高熱になっても構わないぞ!』と考えたのも、良い子ちゃんであります。

んでもねぇ、あそこまで熱が上がるとは想定外。

固形物が喉を通らなくなるのだって、まったくもって想定外。

で、冒頭の話しになったのでありました。

10日の朝から、夫はため息をついていた。

良い子ちゃんは、頑張って食べようとしているけれど、消化が良さそうな物を通常の半分量食べるのがやっとである。それも水分で流し込んでいるのだ。

行かないで良くなったとはいえ、聞いたのが熱で朦朧としていた時のことだし。

確認するのも怖いので、それとなく話題を振ってみた

「今日の出発は何時ころの予定?」

「昼過ぎに出かけるかな」

「じゃぁ、ブランチ軽く食べて出かける感じでいいのかしら?」

「そうだね。適当に食べていこうかなと思う」

「コートはロングを着ていった方が良いよね?」

「いつものを着ていくつもりだけど、あなたは行かないんだよ?」

「無理かな。行けそうな気がするけれど」

「いや。あなたは行かないと伝えてあるし。ふらふらしているのに出かけるのは無理だから」

と言われてしまった。

・・・・やった♪(ばんざーい!!)

「避けられない苦行をしに行くのだと覚悟決めたから。」とため息をつく夫。

可哀想に。。。でも、助かった!

昼過ぎに出かける夫を見送って、

書類の整理や、洗濯物の整理などを行って・・・・熱出た。

あらら。安心しても熱出るんだ。

と言っても微熱だけど。37.2℃

20時半頃、げっそりして彼は帰宅した。

「避けられない苦行、その一は無事終了したよ」と笑っている。

「その一って、なんでナンバリングが始まるの?」

「おめでとう。苦行その二が決まったからだよ」と言う。

なんじゃそれーーーー!

「姉ちゃんが買うパソコンの件、面倒見ることになったから」

「ああ、その件ね。大変ね、頑張ってね」と言う良い子ちゃんに

にこやかに夫は告げるのだ「うん。一緒に頑張ろうね」って、

なに?あたし関係ないでしょ?うっそーーー!

「ほら、パソコン買うとなると、僕よりもあなたの方が詳しいし。通信環境の事に関しても交渉ごとはあなたの得意分野じゃない。だから、頼む。」

・・・・あ。

そうそう上手く事が運ぶとは思っていなかったけれどね。

そうね。

やっぱり脳筋のことは、どうしたってついて回るのを覚悟しなくちゃなのね。

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