今回の芥川賞、コンビニ人間。
文藝春秋で特集されるので、3回くらい前から電子書籍で購入することにしている。
先日、受賞作を読んでみた。
感想は「やだ、良い子ちゃんてばコンビニ人間なんだわ!」の一言に尽きてしまう。
良い子ちゃんという枠の中で、良い子ちゃんをちゃんと演じている。
なんだか、読んでいるウチに自分と比較して、こそばゆくなってしまった。
感想をちゃんと書こうとしていたのだが、同じ文藝春秋の中にあった大竹しのぶのエッセイ?を読んで、思わずぽちっとしてしまって、一気に読んだ「後妻業」のインパクトが強すぎて。
コンビニ人間を、読み終わった時に感じたもろもろが、どこかへ飛んで行ってしまった。
後妻業かぁ。そんなのもあるんだなぁ。
今度映画になるらしくて、電車の中でポスターを見かけている。
主人公のえげつないおばちゃんを大竹しのぶが。後ろで糸を引いている男を豊川悦治が演るらしい。それはそれで面白そう。
でもねぇ、文字でストーリーを追い、いろんな場面を頭の中で描くのは構わないけれど。映像になって、暴力や流血のシーンは苦手だから、映画は見られないだろうと思う。
コンビニ人間は、映像にするのは難しそうな感じ。
あまりにも淡々とした映像の繰り返しになりそうな。日常の中の、ちょっとしたことのうふふがあるというか。日常の普通の人を演じている人の話というか。
別にネタバレしたって良いのだろうけれど、なんだかそれもはばかられてしまって。
面白くもない文章になってしまったね。