京都では祇園さんが行われたんだっけ?
広島や岡山の洪水の話しで、すっかりぶっ飛んでしまったけど。
7月の半ばは祇園さんだよね?
祇園さんと言えば、当たり前に鱧寿司がセットでついてくる。
上方ではもうちょっと後で天神さんあたりで鱧って事になるのかな。
どっちにしても7月の食暦では『ハモ』がお約束である・・・と言い子ちゃんは思っている。
上方にいた時には、季節になったら到来で『鱧寿司』とか『鱧のおとし』とか『鱧鍋』等々。
当たり前に6月の終わりから8月の始めにかけて、鱧のオンパレードだったっけ。
到来物がなかったら、自腹で魚屋さんへ行って「鱧」を潰してもらった。
当然、頭も骨も内臓も全部付けて貰って持って帰る。
頭と中骨で出汁を取って、骨きりして貰った身と淡路島の玉葱、お豆腐で鱧鍋にする。
薬味は万能葱の小口切り、なぜか新潟のカンズリ。柚唐辛子でもいいのだけど、カンズリが一番美味しいと感じるのは何故?
まぁ、おいしいからそれで良いんだけど。
シーズン中は、どうして?ってくらい、鱧のお値段が高騰する。仕方ないなぁと思っていたけれど、関東で生活するようになって気がついたら、こっちではオンシーズンであろうと値段は年中一緒だって事。
うっそーーー!7月なのに、100gで500円!ありえないじゃないの!
かなり大きな一匹分が2000円しないのよ。ほんとうにありえない!それでも、関東の方達は『鱧』なんて召し上がらないのかね。夕方の特価タイムに突入すると、当たり前に30%とか50%オフになる。『鱧』だって例外じゃないの!!
二人きりの晩餐だけど、大きな大きな鱧を2匹分も買っちゃって。3000円しなかったのよ。
玉葱も淡路島の甘甘玉葱ってのを買って、全部で3000円でおつりが来ちゃった。
結構大きかったよ!
「ねぇ。鱧のお料理はこちらでしているの?」と売り場のお兄ちゃんに聞いてみた。
「いや、業者の方でまとめて調理はしているからね。」とのこと。
「頭とか中骨が欲しかったんだけど、無いのね?」
「すんません、ないですね」って。
そうか。パック詰めして入ってきているんだねぇ。それじゃ仕方ないか。
「魚の処理も、専門の人が少なくなってきているからね」だって。
骨きりも専門のスキルなんだぁ!ちょっとビックリ。
まぁ、関東で暮らしている限り、季節モノであろうと関係なしに、年中同じ金額で鱧が食べられる。
その恩恵に感謝しようと思う。
かんずりの代わりに自家製の柚唐辛子で食す。