やっと朝になった。
熱は相変わらず38.5℃あたりをキープ。
タイミングで?平気に39℃を越えやがる。
この発熱である。
節々が痛み、頭も痛い。喉も痛くて咳も出る。
お腹も下っている(これも関係あるのか分かんないけど)
間違いなくインフルエンザだ。
発熱から12時間以上経っているから、
検査してもちゃんと反応が出るはず。
ともかく、会社に休みの連絡を入れる。
8:30までは待たねばならないのが、苦痛で苦痛で。
「発熱しました。39℃を超えているのでインフルエンザだと思われます。詳細は後から連絡しますが、本日は出勤できません」と伝えた。
「ご家族が?」えーい間抜けめ!
「・・・本人です。」
「今も高いんですか?いや、判りました。お大事に」って。
会社でも蔓延しているんだから、欠勤の連絡があったらそれなりの対応しようよ!と真剣に思ったが、まぁしゃぁないか。
そういう会社なんだから、と諦める。
しかし、病院だって時間が来なければ開かない。ただひたすら我慢である。
がっちり着込み、しっかりマスクもして出かけた。
受付へ行き「発熱から12時間以上経過しています、インフルエンザの検査をお願いします」と伝えた。
余計な問診は辛いだけ。出来るだけ話したくないのだ。
カルテを持って内科の受付へ行くと、受付のナースに
「インフルエンザの検査ですね、すぐに案内しますからもう少しお待ち下さいね」と言われる。
受付票に『12h以上経過の申告あり、検査希望』とポストイットが貼られていた。
偉いぞ!総合受付のおねーちゃん!!
鼻の奥に検査用の綿棒を突っ込まれてグリグリ・・・・・ああ、これやだねー。
診察を待つ間も、熱が上がっているのが判る。
かなり朦朧としている。
『ま、倒れても大丈夫だな。ここ病院だし』と開き直る。
ドクターから「この時期に珍しいのですがA型ですね。インフルエンザです」と伝えられた。
「予防注射はしていたのですが、会社でインフルエンザが流行しています」と言うと
「予防注射は重篤化になりにくいというだけで、掛からないのじゃないしね。同居のご家族とは出来るだけ隔離して過ごした方が良いですよ」と言われる。
ンな事判っているけど、なんか腹が立つのである。
処方箋を貰い、会計をする。
・・・・・お財布からお金を出すのが辛い。
「カードでもお支払いできましたよね?」
「ええ、どうぞ」
「じゃぁ、このカードで。サインにして下さい。」とクレカを渡す。
暗証番号はなんだっけ?と思い出すのが辛いので、サインなのだ。
なんとか会計を済ませ、薬局へ行き薬を貰う。
フーフー言いながら帰宅して、まずはタミフル。
会社へ経過報告の電話を入れる。
「インフルエンザA型確定です。早くても木曜日まで出勤できません」
連絡を入れたら、辛うじて喉を通るゼリー食(試食品として貰っていた)を流し込み、解熱剤を飲む。
あとはひたすら寝て治すのみ・・・・眠れないけれど。
タミフルの影響? 訳のわからない夢を見て気分が悪い。
ともかく、ひたすら仕事をしているのだ。
それも、同じ案件を繰り返している。
間違ってはやり直して、
やり直したら別の所が間違っていて、
やり直したのにきちんと進まなくて。
・・・・夢なのか現実なのか判らなくなってくるのだ。
夢だと判っているのに、トイレに起きて、また横になると続きが始まるのである。
熱はやっと下がりだしたが、37.6℃が限界のようだ。
薬が切れてくると、じりじりと上がり出す。
すぐに39℃になるし。
あーーーーー、やだやだ。
まだ、1日目である。
先は長い。