箱根富士屋ホテルその2

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ワクワクの夜。

エアコンをお休みモードにして就寝。

しかし、何だかもぞもぞかゆかゆなのだ。

夫が起き出して、エアコンの設定を見直す。が、なぜだか上手く行かない。

もちろん良い子ちゃんが見直しても同じである。

夫は躊躇なくフロントへ電話する。

時間にして一時半だった。

フロントから当直のホテルマンが来てくれるが、エアコンの設定は調整が出来ない。

室温は32度を越えている。

ついでに、ウォシュレットも見てもらう。

実は、この子も電源が入らないのだ。

見てもらったけれど、彼にも直ぐには原因がわからないらしい。

・・・・・「申し訳ありませんがこちらのお部屋をお使いくださいませ」って、ルームキーを渡された。

同じフロアだけど、別棟の一室。

部屋着のまま、スリッパ履きで移動する。

ああ、涼しい❗  だけど、蚊がいたのだ。

ノーマット系の器具が用意されているのだけど、コンセントがない❗

全部使用中で、新たに差し込める空きがないのだ。

二人で元の部屋へ戻り、なんとか温度設定をかなり低くしてみて、就寝したのだった。

朝。8時前、トイレにいきたい❗

出来れば、いや、絶対ウォシュレット使いたい用事だ。

しかし、廊下はなぜだか騒がしい❗

室内着でスリッパで出歩けない感じ。

取り合えず、服を着て、靴を履いて部屋を出る。

うっそ~❗撮影してるし❗

そういえば結婚式がなん組か入っているって言っていたっけ。

控えの部屋に行くためには、撮影しているところを通り抜けねばならない。

いや。普通の時なら協力できるし、協力したいけど。

無理!

絶対無理!

ギリギリ滑り込みセーフ!で控えの部屋に飛び込む。

あ、あーーーー!間に合った。

用事を済ませて自室へ戻り、改めて身支度を整える。

メインダイニングでの朝食である。

富士屋ホテルは来年の春から、耐震対応と全面改修の為2020年の春まで休業になるのだそうだ。

改修前の宿泊は、今回が最後になると思われる。

見慣れた天井の画や柱の意匠等、改めて画像に納める。

改修が終わったら、これらがどうなるのか?

真夜中にバタバタしたけれど、これも良い思い出。

したいと思ったって、巡り会えない体験だから。

何があっても、富士屋ホテルでの時間は素敵である。

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