夕食が出来上がろうとしている時に、夫の携帯に着信。
薩摩の国の叔母からだったようだ。
15年以上入院して寝たきりだった伯母の訃報だった。
亡くなった伯母は、2月に逝った夫の母の姉である。
叔母が供花などの手配はしてくれるとのこと。
弔電や香典などは「こちらでさせて頂きます」と夫が話していた。
メモを取るのを見ながら、すぐにタブレットで検索。
場所の確認をしてから、先ずは食事を済ませた。
ざっと後片付けをして、お香典を送る準備をする。
現金書留の封筒は買い置きがある。
出して来て、すぐに表書きを済ませる。
香典の袋・・・あいにく手元にない。
明日買って来ても間に合うというので、こちらの準備はオッケー。
弔電は、いつもNTTのサイトから手配していた。
しかし今回は、セレモニーホールの案内を見ていたら、
「弔文をお受け付けしております」というのがある。
タブレットで必要なことを入力したら、
弔電を手配するより早く手配がついてしまった。
弔電の時には、いくつか文章を作って夫に見せるのだが、セレモニーホールの弔文は、例文を見せるのもタブレットで選んで貰えるので楽である。
とは言っても、TVではスポーツの中継をやっている。
運痴の良い子ちゃんは、スポーツの中継等どうでもいいけど、夫はそうじゃないから例文を見て貰っている時にでも試合内容に惹かれちゃうのね。
例文なんてそっちのけで、TVの画面に見入っているのを、半ば諦めて眺めていた。
TVなんて見ないで、こっちに集中してくれればものの5分もあれば済んでしまう手配に、20分は掛かってしまった。
ま、良いけど。
連絡もらって、さっさと済ませてしまいたいのには理由がある。
「姉ちゃんにも知らせなくちゃね」と、夫がため息をつきながらLINEでメッセージを送っているのを知っているからなのだ。
さっさとしちゃったら、脳筋が「私のも一緒に送って」等と言って来たとしても「こっちはもう手配済ませているから、自分でやって」と断れるから。
夫が良い子ちゃんに任せるのは(楽だというのもあるだろうけれど)脳筋が何か言ってきても「良い子ちゃんが手配してくれてるから、今から追加は無理!」と突き放すことが出来るからなんだろうなと思っている。
脳筋は良い子ちゃんのことが大嫌いだから(笑) 『もちろんあたしもヤツのこと大嫌いだけどね』 あたしが絡んでいると知った時点でさっさと退散するであろうのを、夫は利用しているのだよね。
なんであれ、手配は済んだ。
相続や登記内容変更等々も、夫が数回法務局へ出向いて着々と準備を進めた結果、来月には手続きが終わるようだし。
それが終わったら、当たり前の『自分の事は自分でやってね』って台詞を伝えられるようになるから。
もうちょっとだ、頑張れ!私たち♪