某コンクールとやらに出場することになった良い子ちゃん。
やる気満々ではいたのだが、最初からだめ出しをくらい、意気消沈。
流石に、前向きの行け行けどんどん!だけでは無理かも?と思い至ったのが
練習?という名の地獄の日々が始まって一週間が経った頃であった。
普通の読み合わせのはずなのに、声がうわずる・動悸がする・口が廻らない。
なんで?
おまけに、人生始まって初めて「滑舌が甘い」と言われる始末。
もうあきまへん。自分自身を見失っているぞ!
そう思うものの、なかなか浮上できないくらい落ち込んでいた。
先週の金曜日には、職場から駅に向かう途中の商業施設内のベンチに座り込んでしまうほどのへこたれ具合だったのだ。
夫にはごめんなさいだが、週末は延々愚痴を聞いて貰い、自分を叱咤激励し、鼓舞してみた。
よーく考えてみれば、読み合わせの時も、音録り後の聞き合わせの時も、良い子ちゃんは内容にだめ出しはされていないのだ。滑舌云々は一回だけだし、発音も、音声表現も、なんのチェックも入っていないのだ。
なのになんで、こんなにめげる必要があるのだ?
と、半月ぶりに気がついたというお粗末さん。
気がついたからには、もうめげてはいられない。
早速、月曜からリーダーにも協力して貰い、ばんばん生データを使って発信を始めた。
ややこしい案件を選び、ともかく実呼である。数をこなして腕を磨くのだ。
一緒に出場する根性悪いおばはんは、全く無視することにした。
今のところ、へたってるポーズはそのままの良い子ちゃんなので、ヤツは優越感に浸って練習をしている。
毎回、同じ事を指摘されているのになぁ。直す素振りがないよなぁ。
ま、関係ないけど。
本番で、良い子ちゃんが実力以上の力を発揮できるかどうかは判らないし。
根性悪いおばはんのほうが出来が良いかもしれないし。
でも、やることだけはやって、あと一週間でどこまで仕上げられるか。
スパートを掛けようと思っているのである。
体力と気力がもつといいんだけど・・・・・もたせなきゃ、なんだけどね。