良い子ちゃんの職場にも、世間様にも12月がやってくる。
何年も前から、輸入雑貨店の店先などで、小窓のついたカレンダーみたいなお菓子の箱をよく見かけるようになっている。
ハロウィンが終わったあたりから出回るような気がするけど。
あれがアドヴェントカレンダーというのだと、知ってから10年以上経つなぁ。
アドヴェントカレンダーなんて、縁がない生活だったけれど、気にはなっていたのである。
だって、可愛いじゃない? クリスマスを待つ間に毎日一つずつ窓を開けて、メッセージやちょっとしたお菓子を楽しむなんて。
早くから用意して、クリスマスまで少しずつ食べていくフルーツケーキとかも、きっと日本のお節料理と近い感じなのかなと想像していた・・・・だけだったのだ。
フルーツケーキは作っていたけれど、シュトーレンを作るのは手を出しかねていたりして。
結局今の今までアドヴェントカレンダーにも手を出さなかったのだけれど。
ここに来て、なぜだか職場のチームごとに一つのアドヴェントカレンダーが配られたのである。
巷で見かける、チープな(失礼)おもちゃ的なのではなく、見るからにワクワクして来ちゃう豪華な感じの、アドヴェントカレンダー。
良い子ちゃんは、リーダーの横に立っていたので、彼女が掲げるアドヴェントカレンダーが、スイスのチョコレートメーカーリンツのだって気づいてしまった。
まぁ、当然。
毎日楽しみにただ単に窓を開けるなんて事にはならないわけですな。
前日の実績を元にチーム内でランキングが発表になって、その人が窓を開けることが出来るということらしい。
ふーーん。
あの手この手で働かそうというのが、何となくシャクだけれど。
イベントごとは嫌いじゃないから、大人しく乗っかってやるかなぁとか思っている。
しかし、リンツのアドヴェントカレンダー、ゴージャスである!
でも正直なところ、チョコレートも良いけどね。
大人向けの、小窓を開けたらお酒のミニチュアボトルが出てくる~~♪
なんてのがあっても良いのにねぇ、と隣のおぢさんと囁いていたのだけれど、それは内緒。