先日の怖い思いをしたって話しの後日談。
総会を前にして、毎日のように資料の訂正や修正のメールが飛び交っている理事宅である。
そんなメールの中に、管理会社の担当者と理事長立ち会いの下で、監視カメラの記録の確認を行うとの連絡が入っていた。
都合悪く、指定の時間には夫が不在のため、良い子ちゃんが確認に行くことにした。
時間になり、自宅で待っていたら、管理会社の担当者が到着したと、インターフォンの知らせがはいり管理室へ向かった。
管理人室へ行くと、担当者が記録画像を探し当てたところだった。
理事長が来るのを待って、画像を確認する。
あらら、思ったよりもはっきりと写っている。
明らかに上を見上げている様にしか見えない。
「確かに上を向いていますけれどね」
「そうですねぇ。。でも何かを見ている感じでもないですね」
「この角度だと、我が家の窓にむかっている感じなんですよ。目があったと思いましたから」
等と、言いながら再生確認していた。
じっとしていた姿勢から、困ったちゃんがカメラの方に向き直りながら取った行動に、思わず良い子ちゃんは悲鳴を上げた!
「やだ!これ!!」
「これは、いかんなぁ。まさかそうだとは・・」と理事長も絶句した。
どう見ても、ファスナーをあげているようにしか見えないのだ。
その後、何度かスロー再生にしたり、ズームアップしたけれど、見れば見るほど、確信するしかないという結論に至ったのだ。
あそこで『放尿していた』なんて。 ありえない!
ありがたいことに?幸いにも? 良い子ちゃんから、困ったちゃんの腰から下は看板の陰になって見えなかったのだ。
顔を上に向けながら、気持ちよく、ヤツは放尿していたのだった。
うーーーーー、ぅわ!いやだーーーー!
画像の確認を終えて、管理会社と理事長の連名で「常識を逸した破廉恥な行動は、飲酒酩酊下の事と判断し、飲酒しての自転車利用であると確認した。通告通り、自転車は利用不可とした」と申し渡したのこと。
まぁ、それはそれで良いのだけれど、気持ち悪いのは収まらないのよね。
なので、鍵を持って外に出て、あのときと同じ状態で夫に窓の所に立ってもらい、下から見上げて目が合うかどうか確認してみた。
結果、全く判らなかった。
夫が立っていると判っているから、一生懸命に見るのだけれど、なんとなく人影があるようなないような。
手を振ってみるけど、相手が手を振っているかどうかも判らない。
部屋に戻って、「手を振っているのに相手してくれなかったでしょ」というと「ちゃんとこっちも手を振っていたんだよ」と言う。
全く見えなかった。
と言うことは、あのときの困ったちゃんからは、良い子ちゃんなんて全然見えていなかったって事なんだ。
ただひたすら、気持ちよく放尿していただけ・・・・・・いやぁねぇ。
それにしても。
この困ったちゃん、しらふの時って、まさか!っていうくらい、普通の人なんだけどな。
酒乱って怖いなぁ。