インフルエンザでモーローとしていた時の話し。
夢じゃなかったんだぁと思った事。
トイレの壁に小さいな黒い物がついていた。
何ともなしに見ていると(動けなかったというのが正解)
もぞもぞと動いている。
『あー蜘蛛かぁ』と思った。
『何してるんだろう?あれ、寒いのに何で動いてるの?』
と続けて思ったけれど、もうそれ以上思考が動かなかった。
その後、何度かトイレに行くたびに小さな黒い物に目が行く。
しかしもうその点は動かない。
寝床に戻り、目を閉じると浮かんでくる黒い小さな物。
一生懸命仕事をしている場面に、その黒い物も出てくる。
おしりから糸を吐き、器用にぶら下がって移動する。
『部屋の中で風もないのに、なんで移動できるのかしら?』と
考えているけれど、仕事も大変だからそれ以上思考は進まない。
仕事の最中にもトイレには行く(おねしょはしなかったよ)
その時のトイレにいる黒い物は盛大に動いているのだ。
動いているのと、全く動かないのと。
ここでも 夢か現か幻かの世界に漂っていたわけだ。
熱もようやく下がり、壁の小さな物を触る気になった。
摘み上げてみると、小さな小さな抜け殻だった。
我が家は寒い。
必要最低限の暖房しか使っていないのだ。
今回のように、お湯を沸かす以外に用事がないと
キッチンも冷え切っている。
そんな中でも、トイレだけは唯一暖房があるところかも。
トイレの便座はほんのり温かい。
時々、トイレで蜘蛛を見かけるのはそういう事なのだろう。
ほぼ、通常に家事が出来るようになってきたので、
箒にタオルをほっかむりさせて、天井や高い壁をなぞるように掃除した。
(以前、茶室管理をしていた時によくやった掃除の仕方である)
普通に出入りしていた時には気づかなかった埃がタオルについていた。
雪が降ったりしているが、季節は少しずつ進んでいるのね。