常々思っている。
ご飯を炊くのって簡単だよね。
簡単に炊けなかったら主食になんてならなかったよね。
炊飯ジャーがなければご飯を食べられないってのは違うよ!と思っていたって、実際にお鍋でご飯を炊いたことがない人にはわからない事だよね。
最近、しょっちゅうパンを焼くようになってから考えたのは
ホームベーカリーとかいう、コネから焼成まで全行程をやってくれるパン焼き器。
あれって、炊飯ジャーと同じなんだよねって事。
我が家にはHB(ホームベーカリー)はない。
単一の作業しかできない家電は置かないという主義だから、炊飯ジャーがないのに。
HBを置くのは間違っているよねと思う。
ご飯はお鍋でもフライパンでも炊ける。
パンだって、鍋でもフライパンでも焼けるんだ。
思いっきりばんばん叩いて捏ねまくらなくたって、パン生地は発酵するし膨らむしそこそこの食感に焼きあがる。
ご飯の炊きあがりに色々拘る時、もっちりがいいとか、噛みしめられる方が良いとか、堅めが良いとか柔らかめが良いとか。炊き込みご飯をふっくらと炊きあげるには、浸水の時に味をつけない方が良いとか。
いろんなこつがあるのと同じように、パンを焼く時にもきっと当たり前のコツってあるんだろうなぁ、と考えた。
本日のパン。
メランジュールロボでコネをやって貰うのは一緒。
でも、途中の手順を大幅に?変えてみた。
この子の連続稼働時間は15分。
ネットで探したレシピでは、2速x0.5分+4速6分+6速8分なんて感じの使い方が載っていた。ちゃんと15分以内で収まるのだ。
この時期、我が家はかなり寒い。温めておいたはずの牛乳はすぐに冷えてしまい、捏ねている生地はとても冷たくなり、クリーム状にしていたはずのバタも固まってしまう。
で、本日は粉類を入れたボウルを60℃設定の給湯器のお湯で湯煎しつつ、温めた牛乳にバタをいれて溶かし、そこに卵を加えてよく混ぜといての液体を作成。
温かくなったボウルをロボにセットして、温かい液体をゆっくり混ぜ込みながら4速で4分。次に6速で10分こね上げた。
オーブンは40℃の発酵モードにセットして、こね上げた生地を違うボウルにいれてラップを掛けて60分の一次発酵。
ガス抜きをして、カットしてまるめてベンチタイム15分。
形成して、型に入れて、熱湯を入れたカップを一緒に入れて、発酵モード40℃で30分の二次発酵。
タイマーが切れたら取り出して、オーブンは200℃で余熱。
予熱している間も、2次発酵は続いている。
オーブンの準備が出来た頃には、生地はしっかり膨らんでいた。
オーブンに入れて焼き上げる。
出来上がりはふっくらもちもち。良い感じである。
先日作ったシナモンロールのフィリングののこりがあったので、本日のパンの一部はレーズンブレッドである。
感想として。
なーんだ。別々に入れるなんて意味ないじゃん。液体は液体で全部準備しておいたって何の問題もないよね。ってこと。
バタを牛乳に溶かし込むんだったら、別にサラダオイルでも構わないんじゃないの?とか。フォカッチャ的なパンだったら、オリブオイルでも良いんじゃないのとか考えたことだった。
さて。ライ麦粉が一袋ある。
パン用の米粉も一袋ある。
たった2~3回上手くいったからって、調子に乗るわけではないけれどね。
ご飯と同じ。
パンだっていろいろやってみたって大丈夫だよねって事。
とりあえず、焼けばちゃんと食べれるのはご飯と同じだよ。
明日の夕食は和食の予定だけれど。
もう一回、パン生地を仕込んでおきたいなぁとか考えてしまっている。