良い子ちゃんは出来るだけきちんと食事を作りたいと思っている。
しかし、有り余る予算と時間があるわけでもないし。
時には手を抜いて、体力と相談することもある。
でも、基本の調味料は良い物を。
美味しいモノを。
ある意味拘って揃えるようにしているのだ。
「紫大尽」という長野の大久保醸造店のお醤油である。
普段使いもだけれど、お節料理には絶対に欠かせない醤油。
上方の実家ではケース単位で取り寄せて使っていた。小売りはしない醤油なのだ。
無くなったら実家に行って分けて貰う。なんてことをしていたのだが
流石にお江戸に来てしまったらそういうわけにも行かない。
ひょんな事で、時々行くマルシェの出展者が取り扱っているのを知った。
この出展者が参加するマルシェが職場の近くで開催されていた頃は、無くなる直前に買うことも可能だったが、今は川崎駅か東京駅まで出かけないと入手できなくなってしまった。
今使っている瓶は残り少なくなっている(多分5ccも残っていないだろう)し、ストックは1本だけである。そろそろ次のストックを買っておかねば!と思い、川崎駅近くの催事場へ出かけた。
お醤油を買って安心した良い子ちゃん。
勧められるままに、他の出展者のブースも覗いていたら、視界に懐かしい人影が写り込んできた。
えーーーーーー!天然酵母パンのハンドベルのKさんじゃないか?
去年の6月だったか、マルシェへの出店は当分(期限未定)お休みしますとなってしまい、復活を待ち望んでいたパン屋さんだ。
買えなくなったから、捏ねないパンとかビニール袋での発酵パンとか、試行錯誤を繰り返して自宅で焼くようになっていたのだ。まぁ、それはそれで良いのだけれど。
あまりにも嬉しくて、とんでもなくはしゃいでしまった(笑)
Kさんも、「そんなに喜んで貰えるなんて!」とちょっとうるうる来ていたよ!
「ごめんなさい、もうこれだけしか残っていなくて」と、100円均一200円均一のバスケットを見せてくれたので、もう残っていたのを買い占め(2袋だけだったけど)してしまった。
ハンドベルのおかべやさんは、お豆腐屋さんだからね。
お豆腐もあったので、それも買って・・・と袋に入れて貰っていたら「もうこれもこれも持って帰ってね」となんだか違うモノがどんどん袋に入っていく(笑)
結局は、お支払いした金額の2倍以上の商品が袋に入っていたという。。。。
「ありがとう!嬉しいけどさぁ。。。。ダメじゃん!Kさん」と思わず言ってしまった(爆)
復活したから(完全復活ではないけれど)、木曜日に川崎に行きさえすれば、また美味しいパンを食べられるようになったわけだ。
残念なことが続いていたけれど、良いことだってちゃんと巡ってくるんだね。
なんだかとても幸せな気分の良い子ちゃんなのだ。