良い子ちゃんは、もうずっと五本指のソックスを愛用している。
最初は、時々しか履かなかったので、持っているのも3足程度だった。
しかし、夫が五本指ソックスを愛用しているので、
同じ所で購入するようになるうちに、少しずつ手持ちが増えていったのだ。
しかし、夫は普通サイズのソックスがはける人。
良い子ちゃんは、身体がコンパクトだから当然足のサイズも小さい。
子供用の五本指ソックスなんて、7~8年前まではなかったから、
大きなサイズを我慢して履いていたものだった。
あちこちのネットショップをさまよっているウチにラサンテというショップを知った。
五本指ソックスの草分けのお店だそうな。
歴史などどうでも良いの。
なによりも、小さなサイズの五本指ソックスが手に入るというのが一番大事!
お陰様で、今はぴったりのソックスを毎日履くことが出来るようになった。
・・・・が。
五本指のソックスって、足の指を一本一本ちゃんと納めなければならないのだ。当たり前だけど。
調子が良い時には、指なしソックスを履くのと同じように、シュッと5本とも足指が収まるのだけれど、そういう日は時たましか訪れない。
そんな物かなぁと思っていたのだけれど、毎月のメンテナンスの時に、「冷えの解消のためにお風呂で足の体操をしてみましょう」と勧められた。
ゆっくり息を吐きながら、足の指をつまんで互い違いに動かすのだ。3回ずつを全部の指に行ったら、次は指の間をぐーーーっと広げる。これも息を吐きながら、痛気持ちいい感じでやるのだそうな。両足の指の間を広げ終わったら、次は足の指の間に手の指をいれて握り合う。そのままで足首をぐりぐり回す。最後に、親指と小指をくっつけるつもりでぐっと握って終わり。
両足をしっかり体操してやると、3分強の時間が掛かるのだ。
カラスの行水並みの入浴時間も、あまり褒められた物でもないし。
根性を据えて、浴室に3分計の砂時計を持ち込んで、まじめに取り組んでいる。
やり始めて3ヶ月。
気がついたら、毎朝五本指ソックスを履く時に、指なしソックスを履くのと同じように一瞬で済むようになっていたのだ。
ソックスに足を入れると、当たり前のように指はそれぞれにきちんと収まる。
5本指ソックスを履いていると、しっかりと大地を踏みしめる感じがする。
靴の中で、布をまとったまま足が落ち着かない感じもないのだ。
もちろん人それぞれだけど。
冷えは相変わらずだけれど、確実に足の指先まで自分の意志で動かせるようになっているのは判る。
老化と共に、あちこち言うことを聞かないのは当たり前なのに、足の指先が己の意志で動かせるのって快感だよね。
やらないよりも、ずっとマシ♪
そう考えて、本日もお風呂の中での体操に励むのである。