肉の日に、行きつけの肉屋で当座の肉類を買い込んだ。
並んでいる時に、丸鶏がショーケースに入っているのを見たので、迷わずお兄さんにオーダーをする。「その丸鶏一羽も一緒にお願いね」と。
1キロ足らずの丸鶏であった。
『食べるとこあるのかな?』と考えたけれど、やはり肉の日特価になっていた鶏モモ2枚パックも購入していたので、一緒にスープ(茹で鶏)にしたら良いんじゃないかな?と思った。
週末に、丸鶏に塩を擦り込み冷蔵庫へ。
朝起きてから、塩を擦り込んだモモ肉と一緒に、冷蔵庫から取り出して室温にする。
温度を馴染ませている間に、煮干しの掃除をしつつ、段取りを確認。
寸胴鍋に、昆布・干し椎茸・ニンニク・生姜・煮干し・水気を拭き取った鶏モモ+丸鶏をセット。水を大体2L計量して注ぐ。
強火にして、加熱開始。
温まると同時に、少しずつ浮かんでくるあくを掬う。
ここから、ふつふつと沸騰を始めるまではただひたすら、忍の字でアクすくいである。
ちゃんとアクをすくっていると、仕上がりがとても綺麗なスープになるのだから、まぁ、タブレットで読書しながらのアクすくいに励むのだ。
沸騰する寸前に、弱めの中火に落として、更に10分ほどアクをすくう。
その後は、鍋の水面が微笑む程度の火加減(保温程度かも)にして、1時間~2時間弱放置である。ここはタイマーをセットして、落としぶたをした鍋は蓋をせずにコトコト。
タイマーで火が消えたら蓋をして、自然に冷めるのを待つだけ。
夕食は、茹で鶏に野菜を刻んで添えた、棒々鶏っぽい一品である。
丸鶏をスープから引き上げようとしたら、ものの見事にバラバラになってしまった。柔らかく煮えすぎて?分解してしまったのだ。
丸鶏の下にセットしたモモ肉は、かろうじてすくい取ることが出来た・・・・が。柔らかさでは丸鶏に劣らない。
さぞかし美味しいだろう!と期待して口にしたのだけれど・・・・・うーん。
しっとりしてはいるけれど、茹ですぎだね、これ。
美味しいんだけれどね。
美味しいけど、いつも作っている茹で鶏の方が10倍は美味しいかも。
丸鶏の方も、期待しないで食べてみる・・・・あら!こっちは美味しい!!
そうか。これが骨付きと、骨なしの違いなんだな。
両方おいしいとこ取りしようと思っても、やっぱり駄目なんだね。
モモ肉2枚は、小さい丸鶏1羽より高かったんだけど。
しかたないねぇ。
これも学習だと思って、次からは美味しく料理しようっと。