なぁなぁ、あたし31やけど

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上方の母が、こちらの母の通夜に駆け付けてくれた。

娘が付き添って、連れてきてくれたのである。

通夜の前に到着し、通夜が始まる前に去っていったが。

娘が東京駅で新幹線に乗せるまでと、お守りをしてくれて助かった。

新大阪には弟が迎えに出てくれているとのこと。

娘は、改めて告別式に参列してくれるのだという。

通夜も、告別式も。

結局弔問客の受付・会計・諸手続等々。

全てを良い子ちゃんが一人でやらねばならなかった。

はなっから脳筋などアテにはしていなかったけれど、酷すぎる。

娘にはそのつもりがなかったかもしれないが、本当に助かった。

斎場から戻り、解散して、実家に母の遺骨を連れて帰るのも手伝ってくれたのである。

通夜の受付準備をしているあたしの所へやってきて、

「なぁなぁ、あたし31やけど」

と娘が言う。

続けて「あの人57やったか58やんな?

なんで、あたしでも知ってることわからへんの?

お通夜やで?なんで化粧あんなにケバイの?

なんか信じられへんねんけど。

靴、かかとエナメルやで、こっちはあれでええの?」って。

「言っても無駄だったんだよね」と呟くと

「おかーさん。きれたらあかんで。良い子良い子してあげるさかい。」

と、頭をなでてくれた。

お嬢ちゃん、ありがとう。母は何とか持ちこたえます。

彼女がいなかったら、何回か切れていたかもしれない、マジ思う。

斎場から、壺に入った母を連れ帰った。

五十日祭(四十九日)迄は家で御守りするのだが、

その場所についても一悶着があった。

簡易式の祭壇に安置することにしていたのだが、

叔母たちをお泊めすることになったので(それも気に入らなかったらしい)

仮に脳筋の部屋にいて頂くことになったが、祭壇が邪魔だと言うのだ。

「一晩だから、床に置いたらいいじゃん。何で駄目なの」って、あなた。

叔母たちがいてくれて助かった。

「○○ちゃん、そういうことしてはいけない」と言って下さったので。

結局、物置になっていた部屋に祭壇を設置することで落ち着いた。

しかし、ろうそくに火をともす時にも「火事になるから家の中で火をつけないで!」

とヒステリックに騒ぎ立てたのには、こちらも意地になってしまったけれど。

とりあえず、一段落してから、娘を駅に送っていく途中で。

「しゃぁない。頑張れ!」と何度も何度も慰められて、気を取り直したのであります。

次の日、薩摩へ帰る叔母たちを、空港リムジンバス乗り場へ送り、

「これから、○○ちゃんをよろしくお願いします」って言われたって。

「△△ちゃん、お母さんの代わりにお願いね」と言われた夫が

「無理です」と小声で応えていた。

おばさまたち、あたしにだって無理でございます。

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