我が家では、先に帰宅する方が郵便受けをチェックすることになっている。
届いている郵便物や、宅配の荷物の伝票等々。
もちろん、ポストに入れられているチラシ類の分別も同時に行う。
宅配ロッカーに荷物が届いていたら、それも出して持って行く。
今日も、ほんのちょっとの差で良い子ちゃんの方の帰宅が早かった。
届いているカタログや、DM等々に混じって
某生命保険会社からの『親展』と記された圧着葉書が入っていた。
夫宛である。
この生命保険会社は、亡くなった母がずっと利用していた保険会社だ。
亡くなった後の色々な手続きで、なんだかなぁ・・・残念すぎるぞ!と
夫婦でため息をついていた、あの会社である。
帰宅した夫に「××生命からあなた宛に親展葉書が来ているわよ」と伝えた。
「なんで?××生命との取引はないよ」
「知らないわよ。(母の書類の中には)あなた宛のはなかったはずだけど」
「なんなんだよね」と言いつつ、葉書を確認する夫。
「手続きが完了したって書いてある」
「なんか手続き取ったの?」
「いや。知らない。あ、まてよ。姉ちゃんの名前がある。受取人の変更でもした連絡かもしれないね」
「ふーーん。そうか、お母さん亡くなっちゃったもんね」
そのまま、夕食の準備を続けている良い子ちゃんの側に来た夫が
「そうか、そうか。これで葬式出してやれば良いんだ」と言う。
「その費用のつもりなの?」
「知らないけどさ。どんな葬式にしようが、絶対に文句を言われることもないから気分いいねぇ」って。
「え?」と夫の方を向いたら
もう既に、彼は葉書を持ってリビングに移動した後だった。
鼻歌きこえるし・・・・・・。
そこまで疎まれてしまっているの?脳筋。
ちょっとだけ、可哀想な気がしてきた(笑)