これが嫌で嫌で仕方なくって、それであの世界と縁を切ったのだったっけ。

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まずいかもしれない。

本当に不味いかもしれないけど、黙っていられなくなった。

某週刊誌で、とある団体の「大番頭がやりたい放題で現金をポッポナイナイしている現場映像を入手」との記事が掲載されていると、仲間内のグループトークで騒ぎが持ち上がっている。

良い子ちゃんは真っ先に、ぶちまけたい!

「みんな知ってることじゃないの!何を今更っ??」って。

ぶちまけたいけど、みんなが知っていることを、今更ぶちまけたところでねぇ。

グループトークの中のことだから、外に出ることはないはず。

ではあるけれど、その世界に身を置いている人もいるわけだ。

良い子ちゃんは、さっさと見切りを付けて?あの世界から身を引いたというか、縁を切らせて貰った。

縁を切ったと言っても、長年あの世界にいたのだから、関係ないとばかりに暴露したところでなんになるのか?ということもある。

当時としては、良い子ちゃんなりにかなり抗ってみたけれど、結局なんにもならなかったのだ。

思い出すと、未だに当時のやりとりが鮮やかによみがえってくる。

「とある事業の設計に関する相談に設計師の派遣をお願いした」事があった。手順に従って派遣依頼をしたのである。手順になんの落ち度もなかった・・・が、件の大番頭から横槍が入った。

曰く「お宅の○○の設計については、設計部門の派遣だけでは筋が通らない」というのだ。その場には大番頭の立ち会いが必要だとのごり押しだ。日程すら、大番頭のスケジュールに沿って決まってしまった。

現場は大騒ぎになるよ、当然だよね。

一度決まったスケジュールを必死で調整をして、打ち合わせの当日になった。

設計部門の派遣については当然謝礼が必要である。金額はきちんと決まっている。

事務方としては「決められている謝礼」の準備だけで良いはずである。なので、良い子ちゃんは決められている謝礼だけを準備した。この場合よくある「お車料」等の用意は不要であると聞いてあった。派遣される設計士は出張として来るのだから、交通費は必要経費として会社側で負担するのは当たり前である。。。。と良い子ちゃんは考えていた。

が、問題は勝手に出しゃばってきた大番頭の扱いである。

彼だって出張のはずである。こちらから依頼したわけでもないのにやってくるのに、謝礼を支払うの?と思ったのだけれど、決められている謝礼に大番頭の項目がないので問い合わせをしたら「依頼に対しての派遣ではございません」との返答だ。

「はっきりと伺いますが××(大番頭)さんについては、どの様にしたらよろしいのでしょうか。具体的な金額と名目をお教え下さい」と聞くと「今までの通例に従ってお願いします。当方ではお応えいたしかねます(わかってよーー)」ですと。

しかたないので、講師派遣と同じ様に考えて準備をしたのだが、上司から「何考えているんだ!」と、どえらい叱責を喰らってしまった。

「××様が、お忙しいところわざわざ来て下さるのに、こんなので済むと考えているのか!」だって。

いや、「××様」ってなに?「様」ではないでしょう?「さん」で充分だよ。ってのは置いといて「具体的にご指示頂けないと用意できません」と言ったら「ご挨拶(謝礼)とお車料(交通費)と粗料(茶菓料)の用意が必要だ」とのこと。

なんじゃそれ?とは思ったけれど、言われたとおりに金封を用意して表書きも済ませた。

「金額はいかがしたらよろしいでしょうか」と聞いたら「自分で考えろ!」と無茶を言う。「私では判りませんので、ご指示願います」と重ねて聞いたら「7・3・1」と言われた。

「お言葉ですが、金額が大きすぎませんか」と思わず言ったら「ウチに恥をかかせるつもりか!さっさと用意しろ」と怒鳴られた。

滞在時間、1時間弱である。

まともな打ち合わせは出来なかった。

日を改めて、再度調整が必要で、こちらから出向くことになった。

決まったのはそれだけ。

本社までタクシーを使っても2万円かからない。

なのにお車料あのねだん?

一時間弱の打ち合わせの立ち会いに対しての謝礼がたんまりだよね?

そりゃーーー、何をさておいても横槍入れてでもついてくるよね!

茶菓料も包んだけれど、ちゃんと用意してあったし、それも召し上がっていったよ?

意味がわからない!

自分の懐が痛まないから、平気に指示できるんだよなぁと、当時の上司のことも軽蔑したっけ。

「金」「金」「金」と、××さんが出てくると、必ずこの単語が出てくる。

所謂かならずセットなのだ。

中身の内容にそって、面白いくらい表情が変わるのも見物であった。

けど、もう関わることはないからどうでもいいや。

週刊誌の記事など、何を今更?と思ったけれど、6月いっぱいで退陣されるという話しを漏れ聞いて「なぁんだ」と思った。

別に今更、大々的に報じられたところで痛くもかゆくもないのであろう。

三代先まで安定するほどの財を蓄えているとのことだし、沈み行く船には未練無いって事かも。

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