関東に来てそろそろ9年になるのかな。
一昨年までは、毎年「えべっさんの時期だわねぇ」と、言っていたっけ。
7日は七草がゆをいただくのはもちろんだけれど、
同じ日に卯杖祭(卯杖-若松の小枝-に代えて梅の小枝を用いる)もあって、つぼみがついた枝を戴いたら、すっごく良い気分になったっけ。
卯杖祭が終わったと思ったら、すぐにえべっさん(戎祭)がある。
9日は宵戎、十日戎、のこり福と続き。
11日は鏡開きもあるから大忙しであった。
年明けから続く行事に追われる生活から離れても、流石に5~6年は身体が覚えていて?時期ごとになんやかんやと心がざわついた物だった。
去年は、お正月から母が救急搬送されたまま退院できずにそのまま逝ってしまった。
卯杖祭やらえべっさんやら、思い出すこともなく日々が過ぎていったっけ。
去年、すっかり忘れ果てて過ごしたせいでリセットされたのか?
今年は全く思い出さずにいたのだ。
昨日は9日だと判っていたけれど、頭にあったのは「ニュークイック(肉の安売り日)の日だ♪」と言うことくらい。
今日だって、全然スルーだったけれど。
食事の準備をしている時にいきなり思い出したのだ。
『明日、鏡開きだ』って。
『鏡開きはのこり福、あ!今日は十日戎じゃないの!!』と連想したのね。
今年は頂き物のお餅で雑煮を作ったけれど、鏡開きをするようなお餅は用意していない。
小豆はあるけれど、ウィークディだしね。
10年近く経つというのに、未だに上方の暮らしから離れられないのもどうかと思う。
・・・でも、行事って楽しいんだよね。
関東の行事ってよくわからないし、夫はそういうのにあまり関心がない生活を送ってきている人だから、自分で調べないと判らないのである。
ま、いいっか。
なんちゃってって感じで、小豆がゆ(15日のものだけれど)を日曜日に食べて年始の行事の〆にしようっと。