買い物が終わり、向かったスーパーの出口。
自転車を方向転換して車道に出ようとしている中年の女性がいた。
あまり広くない所だったのもあり
自転車のすぐ後ろを通り抜けようとした。
もう車道に出ようとしているので、問題はなかったはず。
しかし、がつん!と膝上に衝撃があり、思わず座り込んだ。
「痛い!!」と結構ちゃんとした声を上げたのだが。
後ろを振り返ると、自転車にまたがった件の女性が走り去るところ。
あの自転車のスタンドが良い子ちゃんのひざに当たったのだ。
「ちょっと!」と、そばにいたおじいちゃんが自転車の女性に声を掛けたが素知らぬ顔で行ってしまった。
「大丈夫かい?ひっでーなー」とおじいちゃんは声を掛けてくれた。
良い子ちゃんは立ち上がり、被害状況を確かめたが
骨に異常があるような痛みじゃなかった。
「大丈夫だと思います。いきなりだったからビックリしました」
「あいつ、走り出す時に後ろに下がって勢いつけたんだよ。きをつけなよ」
「ええ、ありがとう」
良い子ちゃんはひざ横をすりすりしながら帰宅した。
んーーーーー。
そうなると思っていたんだけどね。
ひざ横に青い内出血が出来てる。
触ると地味に痛い。
コンだけになってるんだから、ぶつけた方も衝撃があったはず。
なんで気がつかないかなぁ。
立派な交通事故だよ。警察に届けるべきだったのかなぁと、今頃になって悔やんでいる。