良い子ちゃんは、四半世紀くらい前からチャイルド・スポンサーという活動に参加している。
ワールドビジョン:生活困難な子供達の支援である。
内戦のため、支援していたチャイルドが消息不明になったり、支援していたチャイルドが「子どもサミット」に代表として出席したり、親が仕事を得て生活が安定したので卒業したり等々。
流石に四半世紀も支援していると、たった4~5人の子供達であっても、生活は様々である。
毎年、支援チャイルドの誕生日の頃やクリスマスの頃にチャイルドへのコメントやメッセージを送るのなら「こちらをお使い下さい」と言って、ひな形が届いていた。
何度か、英語でメッセージを作りながら、とうとう今日まで送ることはなかった。
今日、「支援していたチャイルドが卒業することになりました」との通知を受け取った。同時に次の支援チャイルドのデータが送られてきている。
「このチャイルドではなく、ご希望の地域がありましたら変更を承ります」というメッセージ付きで届いた。
好みもなにもない。「次はこの子の支援をお願いします」と言われればなんの疑問もなく、「はい、かしこまりました」なんだけどな。
今度は女の子。
無事に育って、自力で生活できるまで支援できたらいいのだけれど。
メッセージを送るのは簡単なことかもしれない。
でも、良い子ちゃんは『メッセージを送ることで、親密は個人的な関係を構築してしまう』というリスクを作りたくないと思っている。
支援は永久的な物ではない。
自立できたとき・自立できる年齢になったときに支援は終了となる。
もちろん、支援していたチャイルドの安否が判らないときも支援は打ち切られることもある。
そんなときに、個人的なやり取りがあったら・・・・・とてもじゃないが、心配でたまらなくなるし、つながりが無くなってしまう喪失感を考えたら、躊躇してしまうのだ。
そう思って、ある意味頑なにやり取りをスルーしてきて、気づいたら四半世紀経ってしまっていた。
多分、今回もメッセージをやり取りすることなく、スポンサーとして支援を続けることになるだろう。
『異国のあしながおじさん(足短おばさんかな?)からの支援』と思って貰えたらそれで良い。
毎日ペットボトル1本分の金額*1ヶ月分が支援金額である。
支援募金はあちこちでやっているので、どこの支援でも構わないと思うけれど、まずは関わってみないとね。
子供達と引き離されたときに始めた支援だけれど。
多分、生きている限りはずっと続けていきたいと思っている。