連休中にお墓参りに行きたいねと話していた。
3日か4日あたりにと考えていたのだけれど、いきなり脳筋からのお呼び出しがあり夫は出かけねばならなくなった。
昼間に墓参りに行って、その後別行動というのもなんだかなぁ。
で、予定は決まらなかったのだけれど。
最終日に遠出して、疲れるのも嫌かもねぇ。
と言うことで、土曜日に出かけることにしたのである。
世間様はこどもの日。
鯉のぼりやら、兜やらがお約束の日である。
なんで、大人の日って無いのかなぁと考えたのはおいといて。
うららかな五月の昼間。
冷房が効きすぎる電車を乗り継いで2時間半。
母の墓参に行って参りました。
今回は忘れずに花鋏を持参。
途中で色々な花束を購入して、お墓を掃除してから花つもりをした。
花立てに丁度良い寸法に切りそろえて、彩りよく組み合わせる。
気づいたら、生前の母にしていたように独り言で語りかける良い子ちゃんであった。
「おかあさん、こっちのお花の方が好きかしら?この組み合わせの方が良い?」って。
考えたら、夫と一緒の墓参は、去年の納骨以来かもしれない。
墓所の近所の用事の時に、一人で墓参することが続いていたのである。
行きたくないのではなかった。
脳筋との接点を極力避けようとしたら、結果的にそうなっていただけのこと。
必ず一緒に行かねばならない訳じゃないし。
一人で行くと、心ゆくまで母に語りかけることが出来るからその方が良かったのもある。
でも、夫の母親であるし。もちろん父も眠っている墓所である。
一緒に行けるのならその方が良いよね。
時間を打ち合わせているのでもなかったから。
ゆっくりと移動して。
ゆっくりと墓所で向き合って。
なんだか、母を送ってから初めてゆっくりと思いを寄せることが出来たと感じた。
また近いうちに、いっしょに行きたいなと思う。