何日か前に11時からのNHKのニュースイレブンだったかでやっていた。
「信じられません」とか「幼稚園でそれはありえませんね」とか
ツイッターでの書き込みが凄い凄い!
もちろん、キャスター二人も口を揃えてそういっている。
確かにね。
事実のみを聞いたら、酷い!と思えるかもしれないのだけれど。
話しによると、粘着テープで手足を拘束された園児は
かなりやんちゃな子であったらしい。
他の子を叩いたり、蹴ったり。
暴れ回るのを抑えるために、やむを得ずの措置だったのでは無かろうか。
もちろん、全面的に粘着テープでの拘束を肯定するわけではないけれど。
粘着テープで縛られた子供より、
その子に叩かれたり、蹴られたりの被害にあっていた子供の事はスルーですか?と考えてしまう。
良い子ちゃんの息子が幼稚園に入った30数年前。
それはそれは、もう、野生のゴリラか?怪獣か?と表現した方がぴったりの乱暴な野生児と同じクラスになってしまったのだった。
入園式の直後、ほんの15分かそこらで、
殴られて鼻血を出す子、倒れてすりむく子、おびえて泣き叫ぶ子。
阿鼻叫喚のクラスで、キングコングよろしく胸を叩いて雄叫びを上げる野生児。
母親たちも恐慌を来していたけれど、当の野生児の母は涼しい顔だった。
幼稚園の担任の教諭に、襟首を捕まれて、つばを吐き散らしながら暴れる我が子を見ていても平気。
その神経の図太さに、ビックリしてしまったっけ。
彼女曰く「集団生活を初めて経験するんだから、これくらいは当たり前なんじゃないの?」らしい。
良い子ちゃんの息子は、上手に攻撃を避けていたので?被害に遭わなかったけれど
被害に遭ってしまった子どもの親たちも、落ち着いたら、結構冷静に
対処法を子どもに教えていたりしたなぁ。
あの時に思ったのは、暴れる幼児は大人二人でも押さえるのは難しいってのと、先生は大変だなぁ、猛獣と子羊とを一緒の囲いの中で面倒見るんだもんなぁ。ご苦労様です。って事。
今回も、教諭二人がかりで押さえつけて、他の園児にも手伝わせてテープで拘束したとのこと。
目の前に、30数年前の事が思い浮かんでしまったが、最近はあのような猛獣幼児はいないのだろうか?いないから、たまに現れた猛獣幼児の扱いで、大騒ぎになってしまうのだろうか?
なにより、拘束された園児のことばかりしか報道されないことに、
とてもとても疑問を感じる良い子ちゃんなのであります。