夫が食事の後で、改まって切り出した。
「あっちのマンション。ヤツにくれてやろうと思う」と。
「もう、いやなんだ。くれてやって、あとは大人なんだから自分で始末しろと言えるようにしたいんだ、関係なくしたいんだ」
良い子ちゃんは、夫が決めたのならそれで異存はない。
でも、ちゃんと伝えた方が良いと思ったから同意を伝えた。
「あなたがそうしたいのなら、そうしたらいいと思うよ。あなたのしたいようにしたらいいし、その手続きのためにお手伝いが必要ならばいくらでもするわよ。」
「でも、あなたがいくら関係なくしたいと思っても、マンションを渡したところで、いろいろ言ってくることは変わらないと思うし、結局振り回されるのは覚悟しておいた方がいいんじゃないかな」と、心配していることも伝えた。
それでも、何か言ってきたところで、なにも残っていないのなら突き放すことも出来る。そう考えられるだけでも違うと思うのだそうだ。
可哀想に。どんだけ追い詰められているんだろう。
なのに、良い子ちゃんはいぢわるだから(笑)ついつい、つついてしまう。
「それ、今度の納骨の時に言うの?」
まさか!と言う表情で夫は言う「いや。ヤツから何か言って来るまで言わない」
「渋々、言うとおりにしてやるからな」と、恩を着せるようにしてくれてやらねば意味がないのだそうだ。
ほーーー、やるじゃん!
「で?登記情報の書換はどうするの?」
「どうしたもんだろうねぇ」って、考えていないのかいっ!
はぁ。
方向が決まったことだけは、良かったと思うべきなのかなぁ。
まだまだ、安心も出来ないって事です。