大人なんだからほっときな!と同僚に言われ、
やっと闘争心に火が付いた良い子ちゃん。
しかし、次の日、出勤してからチーフリーダーに言われた。
「○△さんに来て貰うから、助け合って二人でロープレしてね」と。
良い子ちゃんのグループは、空席が多い。
当初のメンバーの半分になっている。
9月末で一人退職したので、残りは5人だ。
良い子ちゃんの後ろの席も空席。
ここに○△さんに移動して貰い、協力してロールプレイをしろと。
協力と言われたってねぇ。
具体的な指示を貰っていないので、指示されるまで自己研鑽をせねばならないが、
ライバル心むき出しの相手と、どう協力したらいいのか?
実際の生データを使って、仮想設定でのロールプレイをしたいという○△さんと
キャンセル済みの過去データを使ってのロールプレイをしたい良い子ちゃん。
コンクール向けに、既存スクリプト通りにロープレしたい○△さんと
すぐに業務に生かせる様オリジナルスクリプトを修正してロープレしたい良い子ちゃん。
モニターコーチングで指摘された事を、一つでも潰して行きたいと言う良い子ちゃんの希望は無視されてしまった。
結局、○△さんの希望通りのロールプレイで午後からの時間を使うことになったが、
引っ張られまい、自分自身を保て!と、腹の中で自分に言い聞かせながら
淡々とロープレを続けた結果、疲れて疲れて、ほんとに疲労困憊になってしまった。
この人、いったいどんな人なんだろう?
何時も愚痴を聞いてくれる同僚に、また聞いて貰った時に言われた。
「良いも悪いも○△さんは、日本人なんだよね-。やりたくても、謙遜して卑下して遠慮してみせる、あくまでも渋々承知したとポーズは崩さないんだ。」
「その反対は、あんたね。やりたいことははっきり言う、主張することはちゃんと主張する。ある意味アメリカ的な良い子ちゃんは、敬遠されるんだね-。ぶっちゃけ、日本人日本人してる人種からは嫌われちゃうわけだ。」
あら、そうなの。
どう考えても出来ない人には「やってみる?」なんて声は掛からないわけだよね。
出来ると思われたから声が掛かった訳なんだし。
声が掛かったんだったら、チャンスじゃないの?
やってみたらいいんだよね。。。。と、良い子ちゃんは考えていたのだけれど。
世間さんは違うらしい。
ああ。ややこしい!
それより、連休明けも、二人で『協力して』自己訓練をしなければならないらしい。
どうすりゃいいんだろう、悩むよなぁ。