父が亡くなって4年になるのかな。
お墓問題があったため、父はずっと実家にお住まいである。
高野山に買ってあった墓所だが
お墓を建てる前に、父は逝ってしまった。
墓所の名義を跡継ぎの弟に変更すると
毎年の管理費?が数倍に値上がりするという。
墓も建てねばならないが、これからの管理をどうするかという話しになり
「長女のあなたも一緒にこれからのことを相談したい」と言われたのが去年。
どうしてあたしも一緒なの?とビックリして
『私は嫁に出た者です。私は口出し手出しをする権利も義務もないのですよ』と伝えたところ、母の逆鱗に触れてしまった。
その後、高野山の墓所は弟が中心になって話を進め、高野山へ返納したのだという。
やれやれ。
お墓は、残された者がお世話しやすいようにあればいいと思う。
遺骨はどうしてもどこかのお墓に納めなければならないってもんでもなかろうし。
なんて良い子ちゃんは思っていたのだけれど。
母はそう考えていなかったらしい。
「来年のお彼岸までにはなんとか納骨をしたいの」と言ってきた。
なんで来年の3月なの? よりにもよって、この年度末!
とても難しいと伝えたら「3月が無理なら、2月なら良いでしょ」って。
「こっちのお母さん、亡くなったのは2月よ」と言うと
「あら!そうだった?じゃぁ難しいわねぇ」と言う。
「亡くなった人より、生きている人が大事だと思うよ。お母様や、△△(弟)の都合がつく日を最優先にして決めて下さい。こちらのことを考えて下さるのはありがたいけれど、それじゃぁお彼岸までになんて出来なくなるもの」と伝えた。
手出し口出しも出来ないけれど、ごめんね、お金も出せません。ってのは言葉にしなかった。
「じゃぁ、考え直してみる」と母は言って電話は切れた。
まだまだ、諦めないで言ってくるんだろうなぁ。
困ったなぁ。
京都に納骨するって言ってるけど、こっちから行くのって大変なんだよぉ。
寒い時期に京都なんて絶対に行きたくないんだよぉ。
なんて、口が裂けても言えません。
ああ、困った。