朝はいつもよりも1時間だけゆっくり起きた。
寝ていられないんだってのも、年とった証拠なのだろうか?
夫は気持ちよさそうに寝ている。
お湯を沸かして、お茶を飲んで・・・・タブレットのゲームで経験値稼ぎをしてみる。
まだ起きない。
じゃぁ、朝風呂しちゃおうか?
ふかふかのバスローブを持ってきて、引き戸の前にバスマットを敷く。
外に出ると、ひゃーーーーーーー!寒い!
掛かり湯もそこそこに露天風呂に飛び込む。
はぁぁぁぁぁぁぁ 極楽。
正面から朝日が当たる。
木々の葉っぱには霜がついて、きらきら光っている。
湯から出ている肩が寒い。あごまで湯につかり、暖かさにウットリである。
ほかほかに温まって部屋に戻ると、夫が起きてきていた。
「おはよう お風呂お先に~~♪」と言うと、彼も入るという。
さっさと寝間着を脱いで引き戸を開けるから、寒いわよ!って声を掛ける暇もない。
「うわぁーーー寒いっ!」って、当たり前じゃん(笑)
朝風呂を楽しんだあとは、朝食である。
昨夜と同じ食事のフロアへ行き、我々のお部屋へ。
朴葉焼きと、小鉢が数種。
お茶をいただいていると、次々にお食事が並べられる。
たっぷり並んだお食事を、見事に平らげる我々。
ご飯はつやつやの「銀の朏」である。
美味しくて美味しくて、本当に感激したのだ。
ああ、おひつのご飯! 思い出す度に後悔しきりである。